2019年04月12日

キューガーデン『Step into spring』ツアー

最高気温が10℃に届かず、寒くなりそうな土曜日のロンドン。明日私達は花を見物に日帰り旅行を計画しているので、朝早く。いつものように朝ブログを書く時間が取れなそうなので、金曜日の夜アップします。明日も工事でダイアが乱れるようなので、電車の旅がスムーズにいって、雨に降られないことを祈るばかり。訪れる場所は朝方は氷点下まで落ち込むようなので、寒すぎないと良いのですが。そんな訳で早速本題です。
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さて、今回は王立植物園『キューガーデン』(Kew Gardens)で入園料に含まれているため追加料金なしで乗ることができるツアー『Step into spring』に参加した話題です。
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キューガーデンでは、専門家によるツアーや講演会、クラス等も頻繁に開催されていますが、ボランティアによる無料ツアーも多く催行されています。無料と言っても入園料の支払いは必要で、専門家のツアーの多くが追加料金が別途必要となるのと違い、ツアーの為に追加料金は発生しないという意味です。
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4回足を運べば元が取れることから、私と夫はキューガーデンのメンバーになりました。そのお陰で、元々足繁く通うつもりだったキューガーデンに行く動機付けが大きくなり。ツアーにも事あるごとに乗って、知識を増やそうという気にさせてもらいました。
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ツアーの種類や時間はキューガーデンのイベントページで紹介されています。私が今回のったのは春の訪れを告げる樹木や草花を紹介してくれるツアー。
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出発は正午で、15分前までの登録が必要(と言ってもインフォメーション前に立っていたガイドさんに人数を告げて、シールを貰っただけです。名前も何も言う必要なし)。ツアーの時間は1時間で、ツアーによって違うようでしたが終了場所は日本庭園でした。特にツアーの始めに終わる場所についての説明はありませんでしたので、時間がタイトな方は事前に確認しておくと良さそうです。
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ツアーの始まりはインフォメーションセンター。そこから桜並木を抜けて、樹木園(Arboretum)の方へ。

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イギリスでは樹木の種類ごとにチャンピオンを決めているそうで、チャンピオンに選ばれた木には青い名札がつけられているとのこと。木の優劣は種類によって選定方法が違うそうですが、高さや樹冠の広さなどで決められるそうです。

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もう直ぐ花が咲きそうなtulip tree(Liriodendron tulipifera:ユリノキ属)。ロンドンでよく見かける木であると思われます。

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Forsythia(レンギョウ)も道端で頻繁に見掛ける垣根です。

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Liquidambar styraciflua(モミジバフウ)も蕾が膨らんでいました。

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Fritillaria meleagris(コバンユリ)が咲くのは通常5月初旬が多いらしく、2月の暖かさが影響したのであろうという話から、キューガーデンでは季節学(Phenology)を50年前から研究を始めていたという紹介がありました。

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帰化植物(多分ニュージーランドから来た)であるネギが、固有種のネギを駆逐する勢いで勢力を拡大していることが紹介されていました。

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こちらが元々イギリスで自生していたネギ。食べられているのは、キューガーデンには野生のウサギがいるから。

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驚いたことに既に少しだけとは言えブルーベルの花も開いていました。

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樹木園には立派な木が並んで回廊のようになっている場所もあります。

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右を向けばテムズ川。

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Sackler Crossingと呼ばれる曲線を描く橋は2006年に完成。

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木の根っこが空気を得る為に地表に表出した構造の名前を教えてもらったのですが忘れてしまいました。

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橋を渡った場所にキューガーデンで一番樹齢が長い木が立っています。他にも沢山大きくて高い木があるのに、これなんだ!と驚き。

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スギ(cedar wood)にも、緑の葉や銀色の葉など色んな種類があることも示してくれたり。

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リンゴの花も咲き始めてました。

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Holly(モチノキ属)の花も綻んでます。

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パゴダの方に歩いた場所にあるこのナシの木はとても希少な種類なのだそう。

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Plymouth pearというこの梨の木は保護の対象になっている珍しい木とのこと。

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蜂にも大人気でした。

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桜など見ながら日本庭園へと歩きます。

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勅使門横の太白桜は散り始めで、花弁で芝生が白く染まっているのも美しかったです。

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普段はツアーに組み込んでいないそうですが、チフーリの作品が配置され、桜が満開で『ZEN』な日本庭園は特別なので急遽ツアーの終着点にしたとのこと。

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日本庭園にはPrunus 'Asano'や…

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Prunus 'Hokusai'といった桜が咲いています。

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posted by london-twosome at 23:17| Comment(0) | ガーデン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キューガーデン『Chihuly: Reflections on nature』展

青空が広がる金曜日のロンドン。本日の予報は晴れのち曇り。今日も雨は降らないようですが、最高気温は9℃とひんやりとした空気が続きそうです。

ボートレースを見物する人で溢れていたハマースミス・ブリッジが、突然水曜日の夕方から車両の通行を禁止しました。なんでも橋脚などが錆びて強度が足りないことが発覚したからなのだそうで、いつ再開するかは不明とのこと。修繕には巨額の費用が掛かるのですが、ハマースミス&フラム議会には十分な資金が無いため調達に時間が掛かると見られ、閉鎖は長期間に亘ることが予想されています。これからバーンズで週末を過ごすのに良い季節になりますが、バーンズを訪れにくくなりますね。オーバーグラウンドで行くか、フラム側かバーンズ橋側から回り込むのか。バス路線がどのような路線になっているのか分かりませんが、バーンズから通勤している人達にとっては頭の痛い問題になりそうです。
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さて、今回は2019年4月13日(土)~10月27日まで王立植物園『キューガーデン』(Kew Gardens)で開催される『Chihuly: Reflections on nature』展です。
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デイル・チフーリ(Dale Chihuly)氏は、アメリカ出身/在住のガラスアーティスト。ニューヨーク植物園でも去年展覧会が開かれていましたし、人気の作家さんなのだと思います。
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イタリアのムラーノで学んだ手法で手作りしたガラスのピースを組み合わせて作られた巨大ガラスのアートで有名で、フロリダの友達カップルに会いに行った際には彼の美術館があったりもしました。成功しているアーティストらしく、アートに明るくない私でも名前を憶えているくらいです。
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でも個人的には今まで彼の作品をわざわざ見たいと思いませんでした。派手でインスタ映えするんだろうけど…みたいな感じで、フロリダで友人に勧められても美術館に足を運びませんでしたし、ニューヨーク植物園もパスしました。
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今回キューガーデンで作品に触れたのも偶々花見に出掛けて、ツアーに組み込まれていたから目にしたに過ぎませんでした。ツアーの最終地点だった日本庭園内に、チフーリの作品が設置されていたのです。
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ガイドさんによると、正式な展覧会は今週の土曜日から始まるのですが、会期に間に合わせる為に既に設置が完了していたとのこと。そこで広い園内に散らばっている作品をわざわざ見には行きませんでしたが、通り道にある作品は何となく見て回りました。
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そこで驚いたのですが、チフーリ氏の作品は植物や広大な自然と相性が良いようです。今までぴんと来ないと思っていた彼の作品が、人の手によって手入れし尽された、造形美を誇る人口自然の中で見ると凄く映えるんです。
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初めて彼の作品が素敵だと感じました。全てではないにせよ、好きだと思える作品が多くて驚きました。
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トイレで偶々言葉を交わしたボランティアさんにそのことを話したら、彼女も「キューの緑が彼の作品を引き立ててるわよねー」と同じ感想を抱いたと話してくれました。
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チフーリの作品を全て見たい場合には、歩きやすい靴で数時間歩き回る覚悟で訪れた方が良さそうです。正式に展覧会が始まったら、詳細な地図が出されるのかもしれません。色んな場所に作品が散らばっているので、見逃したくない場合にはHPやインフォメーションでチェックした方が良いと思われます。
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また、夜にライトアップされた作品を見られる特別チケットも売り出される模様。写真に拘る方はチェックを。
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Temperate Houseの中には沢山の作品が展示されています。

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Temperate Houseの前にある桜並木にも作品が飾られています。

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この作品は、桜とチューリップが満開の今が一番見応えがあるのではないでしょうか?

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この一画を見るためだけでも訪れる価値十分。

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Mediterranean Garden(地中海風庭園)にも作品があります。

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ビクトリアゲート近くにある巨大な作品。

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これはチフーリの作品じゃないのかもしれません。

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パームハウス前にあった作品。

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こちらもパームハウス前に設置されている作品。

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posted by london-twosome at 05:30| Comment(0) | パブリックアート・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする