2019年09月27日

リージェンツ・パークの秘密の花園『St John's Lodge Gardens』

曇天の土曜日のロンドン。本日の予報は雨のち曇りのち雨。午前10時〜午後7時の間も曇りとは言え降水確率が高めなので、折りたたみ傘を持ち歩いた方が良さそうです。

今日のラグビーワールドカップは、静岡のスタジアムで日本対アイルランドの試合が行われるんですね。BBCの朝のニュースで故郷の静岡からの中継が入って懐かしかったです。それにしてもBBCに登場するスポーツアンカーさんやコメンテーターさんはスタジアムを埋め尽くす日本ファンの中で戦うアイルランドチームを心配していますが、アイルランドの方が圧倒的に強いんですよね?今日は出かける予定を立ててしまったので観戦はできませんが、良い試合になって盛り上がりますように。

BBCニュースのアンカーの男性が、今朝の放送で夏目漱石の『吾輩は猫である』の冒頭の一節をもじって笑いを取っていました。イギリスと日本って文化的親和性がとても高いというのが、1年住んでみた感想です。四季があるから?長い歴史を大事にしているから?面白いですね。そして実用的な知識やスキルを武器に相手をやり込めるタイプの知識人よりも、色んな興味や文化的知識を持って柔らかく着地を目指すような文化人の方が好きな私は、BBCのアンカーさん達は好ましく映ります。
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さて、今回はリージェンツパーク内にある静かな庭園『St John's Lodge Gardens』です。
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セント・ジョンズ・ロッジ・ガーデンは、バラ園で有名なクイーン・メアリーズ・ガーデンのあるインナーサークルを出て直ぐ北にひっそりと佇んでいます。入り口が目立たない上に、入って直ぐアーチが続いているので、一見すると私有地に見えて入るのを躊躇してしまう雰囲気です。
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実際リージェンツ・パークには何度も足を運んでいるのに、私はこの庭園に全然気付いていませんでした。クラスメイトが教えてくれて「ここはひっそりしてるのが良いんだから、人に教えないでね!」と言っていたのですが。
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このブログを読んでいる方なんて殆どいませんし、HPにも堂々と載っている場所ですし。お庭が好きな方や、元々は瞑想の為に造られたという静けさを楽しみたい方には是非訪れて欲しいので書いてしまいます。
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ですから、このブログを読んで実際に訪れる方は是非とも静かに、ワイワイせずに空間を楽しんでくださいますようお願い申し上げます。
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名前からお分かりの通り、この庭は1818年に政治家のヴィラとして建てられた邸宅の一部で、1889年に建造されたとのこと。現在も邸宅は王立公園内では数少ない個人邸宅として、ブルネイ・ダムサラーム国の王族がお住まいなのだとか。しかしながら、庭は1928年から一般に開放されているそうです。

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庭はいくつかのセクションから成っています。メインは噴水を中心に花壇に囲まれた空間でしょうか。

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花壇には色とりどりの草花が咲いています。

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隣にはブロンズ像が飾られた一画。

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瞑想にぴったりな生け垣の壁に囲まれた空間。ベンチが生け垣に沿って設置されており、すっぽりと植物に覆われたような形で寛げます。

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あまり広くないのも落ち着きます。

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通路のような場所にも低木や花壇が設置されていて、手入れが行き届いている印象です。

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posted by london-twosome at 23:36| Comment(0) | ガーデン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オープンハウス・ロンドン

まだ晴れている金曜日のロンドン。本日の予報は、晴れ時々曇り/雨。時々にわか雨が降るようですが、昨日までのように強くは降らない予報です。最高気温は17℃。ここのところ雨の影響か暖かい日が続いていましたが、今朝は久し振りに寒く感じました。

今朝のBBCニュースを見ていたら、JALが座席指定の際にお子さんが何処に座っているかを確認できるシステムを導入したことを紹介していました。アンカーの女性は「自分の周りの席が予約されにくくなるように、子供が居る振りできないのかな?」なんて冗談も言っていました。仕方ないとは分かっていても、お子さんが後ろに座っていると背中をずっと蹴られたり、泣き声で起こされたり、おむつ替えの臭いで気持ち悪くなったりと大変なことも事実。またわざとらしく舌打ちしている男性の声を聞いたりすると、イラッとしてしまうことも。そんな摩擦を避けやすくするという意味では使えるシステムなのかもしれません。割と頻繁にすごーく意地悪く、キャビンアテンダントさんに絡みまくるお客さんも目にしますしね…。

丁度コンディショナーが無くなったので、固形の石鹸シャンプー&コンディショナーについて調べて買い物をしていました。ロンドンではプラスチック(ビニール袋とかフードラップとかも含む)を如何に減らすかが連日議論されていて、シャンプー&コンディショナーの入れ物もどうにかしなくちゃとは思い続けており。環境に優しいオプションを探していて行き着いたのが、バーシャンプー&コンディショナー。昔日本で試した時は髪の毛がキシキシになって諦めたのですが、あれから20年近く経っているので再トライ。改善されていて、今度こそ使い続ける事ができると良いのですが。ついでに洗剤の類も一新。宅配してもらうと、それはそれで環境に負荷が掛かるのでどちらが良いのかよく解りませんが…。
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さて、今回は2019年9月21日(土)と22日(日)に行われたオープンハウス・ロンドン(Open House London 2019)の感想です。
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ニューヨークでも楽しみにしていた、年に1回普段は一般公開されていない建物や会社が無料で一般公開されるイベント『オープンハウス』がロンドンでも毎年開催されています。今年は先週末に2日間に亘って開催されました。
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参加するスペースは、普段から一般公開されている建物や博物館、普段は有料だけれどイベント中は無料になる場所、普通は一般公開されていない歴史的価値のある建物からデザイン事務所や会社のオフィスまで様々。場所によっては事前登録が必要だったり、有料だったり、はたまた1日しか参加していなかったり、ツアーに乗らなければいけなかったりもしますが、多くのスペースが無料で自由に閲覧可能です。
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ちょっと中心地から外れた場所にある全てコルク材で造られたキッチンとか、隙間に建てられた極小住宅等見たい建物もあったのですが。土曜日夫がSoHoで用事があったので、近くで見学できる場所をアプリで検索。
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Burlington House: The Geological Society of London』が一番近かったので、2人でふらりと覗いてきました。昔は2人で『ブラタモリ』を楽しんで見ていたものの、別に地質学に興味があるわけでもない我々にとっては、こんな機会でもなければ足を踏み入れることが無いだろうスペース。
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UKの歴代地質地図を興味深く眺めたり、図書室で「こんな部屋が欲しい〜」なんてほざいてみたり。販売されている地質学の本を手にとってあーだこーだ言ったり。なかなか楽しい時間を過ごしました。
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建物自体も歴史がありそうでしたが、特に印象に残るとか興味を惹かれるとかいう感じでもなく。30分強であっさり見終わりました。
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夫と別れた後は、数カ月に亘って池の工事のために一般公開されていなかった『フェニックスガーデン』(The Phoenix Garden)がリストに入っていたので、散歩してきました。

まだ庭の後ろ(手作りベンチが配置され、スティックマンのパブリックアートがある場所)は工事中で閉鎖されていましたが、その他のガーデンはオープンしていました。
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首相官邸も予約をすれば見学できる建物に入っていたので、来年は気合を入れて申し込んでみようかな?と思います。
posted by london-twosome at 18:54| Comment(0) | 行事・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月26日

ライのお土産と町の感想

しとしと雨が降り続いている木曜日のロンドン。本日の予報は雨のち曇り。雨は正午には止む予報ですが、以降も降水確率が高めなので折りたたみ傘は持ち歩いたほうが安心そうです。最高気温は20℃。明日から段々と涼しくなる予報です。

サッカーの試合を観戦するためにメトロポリタン線の地下鉄に乗っていた男性が車内で刺殺されました。他の乗客は恐怖に慄いて叫び声が聞かれたとのこと。同日には路上で若者の刺殺事件が起き、この10年で最悪の死者数になってしまったとか。ブレグジットとかで大騒ぎしていないで、警察組織にテコ入れしたり、ギャング対策を練ったり、やることをやってくれ!とニュースを見ていると朝からうんざりしてしまいます。

火曜日の夕方の大雨の影響で、夫が通勤に利用する地下鉄が最寄り駅手前で折り返し運転に。夜はバスの本数が少なく、バスでも乗り換えが必要になるので、歩いても然程所要時間は変わらないと2駅分徒歩で帰宅しました。結局帰宅に2時間要したそうで、あまりに帰宅が遅いので何か事件に巻き込まれたのではと気を揉みました。連日事件のニュースを目にしますし、ロンドンはどうしてもテロの心配も拭えないので、毎朝夫の無事を心から祈って送り出しています。もう少し安心して日常を送れないものか…。

昨日とうとう数カ月に亘って待ち望んでいた雨漏りの修理が入りました。結局上階のバルコニーの問題であろうということで、我々の部屋では全く工事しなかったのですが、念の為工事が終了するまでは部屋に居るよう言われ。結局終日部屋でじっとしていました。工事が終わっても、私には何も言わずに帰ってしまったので、様子を見て夕方には買い物やらクリーニングやらに出掛けてしまったのですが。今度こそ直っていますように。
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さて、今回はライ(Rye)への小旅行で購入したお土産の備忘録とライの町の感想です。
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マーケット通りにある『Rye's Handmade』というお店で購入した海岸に打ち上げられたガラスで作ったピアス。ピアスを探していたので、思い出に。

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地元アーティストの手作り作品しか扱っていないというこのお店。折角なのでライの街並みを描いたカードも2枚購入しました。

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お土産とは少し違いますが、グレート・ディクスターで貰ったパンフレット。やっぱりアリウムが咲く春の写真です。

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パンフレット内部。こちらは初夏っぽい写真。やっぱりそこら辺が見頃なのでしょう。

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今回の旅行の記念マグネットは珍しくグレート・ディクスターで購入。ずっと行きたかった庭なので思い入れがあったのと、ヘイスティングスには必ず泊まりに訪れたい為、イーストエッセクスのマグネットはその時に購入しようということで。

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庭についてもっと知りたかったので、珍しくショップで販売されていたガイドブックも購入しました。

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グレート・ディクスターのショップでは、カードと…

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絵葉書も購入。

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こちらはマーメイド・インが宿泊客の為に部屋に置いていた絵葉書。


ライの町は美しい街並みと静かでのんびりした空気、小さな個人商店での買い物と美味しい食事が楽しめる観光にうってつけの町でした。ロンドンから日帰りも可能なので、ロンドン旅行のついでにちょっと田舎に足を延ばすにもピッタリの距離と雰囲気です。
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町を見回しても白人しか居ないのもイギリスらしいと言えばそうなのかも。ただブレグジットでEU離脱に投票した住人が過半数を超えた場所だと思って見るからかもしれませんが、どうにも横柄さが目立つという感じが拭えませんでした。

チケット窓口の人が「What do you want?」と言ってきたり(因みに後ろの白人のお客さんに対してはきちんと「What would you like?」と言っていました)。ホテルの受付の方がなかなか質問に答えてくれなかったり、預けた荷物を取りに言ったら面倒くさそうなのを隠しもしなかったり。パブでビールを注文するために並んで待っていたのに、常連客の白人男性が割り込んで注文してしまったり。
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アジア人に慣れていなくて、アジア人=英語ができないと理解して、What would you like?なんて言ったら解りにくいかもしれないから…という親切心でWhat do you want?と言ったのかもしれませんし(しかしこれは絶対にしてはいけない対応です。NYCでの研修でも全ての人に先ずは同じ対応をすることは非常に強調されていたポイントです。相手がお年寄り、障害がある方、外国人であっても)。

ヨーロッパは全般的にサービス業に就く方々がぶっきらぼうな傾向はあると思いますし。バーで割り込みされた時は、バーテンダーの方が代わりに平謝りしていましたが。凄く苦々しい印象が町全体に残ってしまいました。
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レストランで若い女性のウェイターの方がお会計を担当して下さり。「ライは初めてですか?」という質問から短い会話をしたのですが。生まれてこの方ライから出たことがなく、現在もご両親の家に住んでいるという彼女に、「じゃあ、ライが好きなのね?」と言うと「It's all right」と言葉を濁していました。

ライ旅行に行ったことをクラスメイトと話した際の彼女の第一声は「マーメイド・インに泊まった?」(凄く有名でイギリス人にとってもイギリスらしさの象徴のような宿なんですね)。でも話す内に「あそこに限らずイギリスの地方は若者の仕事がなくて、過疎化に喘いでいる場所が多いのよ。だからといって白人だけの社会を維持したい、過去に戻りたいと言ってても仕方ないのだけれどねー」と溜息混じりに言っていました。
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イギリスでもアメリカでも、そして日本でも。大都市圏に住む人達と地方に住む人達とでは、考え方も問題意識も見えている現実も全然違うんですよね。お互い解り合う努力が必要なのでしょうが、大都市に住む人が地方の問題を理解しようと殊更努力することの必要性をまざまざと見せつけられたような旅行でした。
posted by london-twosome at 18:40| Comment(0) | UK旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする