2019年11月02日

バービカン・センターの『From 'Apple' to 'Anomaly'』展

曇天の土曜日のロンドン。本日の予報は雨。時々太陽が顔を出すようですが、午前中を中心に雨が降り、強風が吹くようです。最高気温は13℃。今日は1日外でトレーニングを受ける日なので、雨の中での作業になります。寒くて冷たい雨の日になりそうなので、風邪を引かないように気をつけたいと思います。

今朝はなんといってもラグビーワールドカップの話題がニュースを独占しています。選手が東京のホテルを出てバスに乗り込む姿が生中継されたり、ファンのインタビューが流されたり。横浜の会場は盛り上がっているようですね。UK全域で2,000軒を超えるパブが午前9時からの試合開始に合わせて営業をするそうで、朝からビールを飲みつつ1日お酒を飲んで過ごす人が沢山出現しそうです。良い試合になって、皆さんが美味しいお酒を飲んでご機嫌に過ごせると良いですね。ウェールズかスコットランドか忘れてしまいましたが、負け試合を観戦後にパブから帰宅途中の酔っ払ったファンが、乗り合わせた複数の女性の顔に物を投げつける事件が起こっていましたし。皆さん「ここの所、ブレグジットとかろくでもないニュースばかりで気が塞いでいたから、ラグビーワールドカップのニュースは国民皆が望んでいた明るいニュースだよね〜」なんて雑談されてましたし。是非とも悔いの残らない試合を戦ってほしいと願います。

今朝の日本からの中継を見ていると、イングランドファンや南アフリカファンが皆さん『必勝』はちまきを巻いてますね。今までは真ん中に日の丸があるデザインだったのに、今朝はイングランド国旗(セント・ジョージ・クロス)や南アフリカの国旗が入っていたり、カタカナで「イギリス」とか書かれているデザインがあったり、本日の決勝戦の為に作られたのかな?というはちまきを巻いている人が多いですね。招魂逞しいです。
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さて、今回はロンドンの東部、シティー・オブ・ロンドンの住居+商業+アートの複合施設『バービカン・センター』(Barbican)で2019年9月26日〜2020年2月16日まで開催されている『From 'Apple' to 'Anomaly'』展の感想です。
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『バービカン・センター』は、金融街であるシティーの近くにある複合施設。地下鉄『バービカン』駅から直通通路で先ずは住居棟に。そこを少し進むと演劇やコンサートが開催されるホール、ギャラリー、温室、レストラン、カフェ、イベントホール、等が広い空間に入った施設があります。
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初めてバービカン・センターを訪れたのですが、施設自体が先ず面白く。コンクリートで造られたブルータリズム建築が並ぶ殺風景な風景なのですが、花壇とか池、大きな半円形のアパートや噴水が組み合わされた、コルビジェみたいな効率を追求した雰囲気を眺め歩きました。
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センターの中も、ハロウィンのイベントで子供たちが沢山仮装して工作に取り組んでいたり、学生さんがPC開きつつ議論していたり、観光客がカフェで買ったドリンクを飲みつつ寛いでいたり。クリエイティブで熱気に溢れたロンドンを垣間見れる空間でした。
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肝心の『From 'Apple' to 'Anomaly'』展は、週末のBBC1で放送される『ブレックファースト』という朝のニュース番組内にあるテクノロジーのセクションで紹介されていました。壁一面に夥しい写真が貼られた異様な光景も印象的でしたし、最近テクノロジーについて取り上げているポッドキャストやニュースを頻繁に耳にしていた事もあり、興味を惹かれて足を運びました。
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現在はかなり精度が上がってきたらしい、画像認識技術。最初は林檎の画像を林檎だと認識させることから始め。そこから枝付き、赤くない林檎、木になったままの林檎の画像まで『林檎』であると認識させ…と精度を上げていったのだそう。
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現在は多数の画像がデーターバンクに貯蔵され、それぞれの画像がある種の単語と紐付けされているそうで、それにより意図せざる画像の選別や定義の押し付け等が行われている可能性があるのではないか?という問題意識を持って、展示が計画されたようです。実際に単語と紐付けされた画像がズラーッと並べられているのですが、疑問に感じる画像も多かったです。
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個人的に現在の、全てがイメージや画像ばかりになって、読む・書く・考える事が疎かになっている風潮が好きでなく。意図的にインスタグラム等と距離を置いていますし、ブログの為に撮る写真も格別凝らずにパパっと撮影して加工もせずにアップしているのですが(サイズは縮小してます)。
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この展示を見て、改めて個々人の情報リテラシーを上げていくことの大切さを痛感しただけでなく、発信する情報に注意深くならねばならないと肝に命じました。本人はなるべくポジティブに!と思って良かれと思って発信している情報や写真の影響で、遠く離れた土地に住む若者が命がけで違法移民として国境を超えて命を落としてしまう可能性だってゼロでは無いわけです。
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テクノロジーの進歩に人間のモラルや感情がついていけずに歪が生じている事は多々取り上げられていますが、必要以上に怖がって情報や画像を全く発信しないのも考えものですが、ちょっと立ち止まって考えることの大切さを想いました。
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色々考えさせられる展示ですが、無料(£3の寄付が推奨されています)。ついでに近くにあるバービカン・キッチン(Barbican Kitchen)というカフェテリアで昼食。
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ピザが自慢らしいのですが、2人ともサラダバーで3種類のサラダと1種類のプロテイン、ドレッシングを選べるボウルを選択。加えて私はプロセッコ、夫はコーヒーを購入して、約£24でした。
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ちびっ子がわんさか居て、とっても賑やか。テラスの水場が見える全面ガラス張りの明るい店内で食事ができたので気持ちよくて、食事も美味しくて満足しました。
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建築も面白く、展示も食事も楽しめて、総合的に大満足した1日でした。観光客も多かったですが、確かに観光のついでに寄っても楽しめると思います。
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Barbican Centre
Silk St London EC2Y 8DS
イベント詳細や開館時間等はHPにてご確認ください。
posted by london-twosome at 00:35| Comment(0) | パブリックアート・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする