2019年11月29日

フォークストンのパブリックアート

冷え込んでいる金曜日のロンドン。本日の予報は晴れ。最高気温は8℃で最低気温は0℃。今日から1週間程寒い日が続くと予想されています。温かくしてお出掛けください。

転んで手首を複雑骨折して動けなくなった高齢の女性が救急車を要請してから3時間も道路で横になって到着を待ち続けた事がニュースになっています。3時間後にやっと病院に搬送されたと思ったら、処置室が足りない為に人々が廊下に溢れていたとのこと。お子さんを預けるお金が無いために仕方なくパートタイムで働いているシングルマザーの看護師さんが、フードバンクから食料を貰わなければならない心痛をソーシャルメディアに綴って大きな反響がありましたし。国民保健サービス(National Health Service)の人材不足、資金不足は度々ニュースになって、今回の選挙の争点の一つにもなっていますが。それにしても酷いですね…心配です。ニューヨークでも思ってましたが、ロンドンでも救急車のお世話になるような事態にだけは陥りたくないものです。GPに登録していないと後回しにされる恐れがあるらしいので、近々GP登録をするつもりです。

昨日はサンクスギビング。ウィーンに住む友達カップルがウィーン風にアレンジして七面鳥の代わりにガチョウでお祝いしていました。我々も奮発してホールフーズ・マーケットでパンプキンパイとアップルパイを購入して細やかならがお祝いしました。柿が一般化してきたのか、色んな場所で売られているので、昨日もホールフーズで購入してサラダにして食べましたが、最近毎週食べています。10年以上殆ど口にしなかったので、秋に柿を食べられるなんて贅沢です。「How to eat KAKIS」とか説明まで添えられていたりして、ちょっとクールな食べ物という印象を植え付けようとしてるのかな?と感じます。
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さて、今回はロンドンから電車で1時間南東に向かったケントの海辺の町フォークストンで見たパブリックアートとストリートアートのご紹介です。
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前2回のフォークストンの記事に書きましたが、フォークストンの町にはアートや音楽、インディペンデント系のビジネスを誘致して町を活性化する活動をしている財団『Creative Folkestone』があります。当該財団が3年に1回アーティストに町そのものをミュージアムとして作品を委託する『Folkestone Triennial』(次回は2020年)で制作されたアート作品の多くがそのまま町のあちらこちらに点在し。
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アーティストに安価で管理物件に住んでもらって創作活動を応援しているためか、クリエイティブ・フォークストンが改装・管理している物件や店舗が並ぶ『Creative Quarter』と呼ばれる一角を中心にストリートアートも点在しています。
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加えてインディペンデント・ビジネスや創作系の仕事をしている人達にもオフィスや店舗を安く貸し出しているそうで、デコレーションに凝った独創的な店舗が並びます。
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私達はブックフェスティバルのイベントに足を運ぶことを主眼として訪れたので、アートマップに沿って見物したりはしなかったのですが、ただ海辺やクリエイティブ・クオーターを散策しているだけでかなりの数のアートに出会えました。
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今回はそれらのアートをご紹介します。
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鉄道駅『フォークストン・セントラル』を出た所にある手形。

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クリエイティブ・クオーターにあった多分ストリートアート?

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Michael Craig-Martin氏の『Folkestone Lightbulb, 2017』。
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Richard Woods氏の『Holiday Home』。

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イギリスでは地方(特に海辺の町)をロンドンを中心とした都市圏に住む裕福な層がサマーホームとして買い占めるために、住宅の価格が上昇。地元の人々は低賃金の場合が多いので、住宅が買えないという問題が生じています。

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しかもサマーホームを購入する人々は夏を中心としたバケーション時期にしか訪れないので、冬は町が閑散としてしまい。地元のビジネスが苦しむという悪しき経済構造が生まれています。

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結果としてコーンウォール等の地方に住む人々はロンドンを中心とする都市圏から来る人々を苦々しく思う傾向が。そのような問題点を提起する作品。

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Sol Calero氏の『Casa Anacaona』。

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ベルリン在住の女性アーティストの作品。

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見る角度によって印象が違い…

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細部まで楽しめます。

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ある意味地元の人達に愛されているのか、中や周りにはビールの空き缶が散乱してました。

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サイトスペシフィック・アート(Site-specific Art)なので、フォークストンの小石のビーチによく馴染んでます。

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修復中だったり、既に無いアートもありました。

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Richard Wilson氏の『18 Holes, 2008』。

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リメンバランス・デーが近かったからか、海岸に着色した小石で描いた赤いポピーがありました。

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Ian Hamilton Finlay氏の作品。

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夏には高価なシャンパン・バーになるのだそう。「高いけど気持ちいいわよ」とはお店の方談。

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Patrick Tuttofuoco氏の『FOLKESTONE, 2008』。

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ただのアンテナなのかアートなのか??

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Antony Gormley氏の『Another Time XVIII 2013』。

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潮が満ちると水没するみたいで海藻が生えているのも良い味を出しています。

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Tim Etchells氏のネオンサインの作品。

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昔は鉄道の支線が通っていたそうで、プラットフォーム跡にある作品です。

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Paloma Varga Weisz氏の『Rug People』。

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Bill Woodrow氏の『The Ledge, 2017』。

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posted by london-twosome at 23:05| Comment(0) | UK旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする