2020年01月13日

ミュージカル『The Boy in the Dress』

雨が降りそうな月曜日のロンドン。1日中降水確率が高いのでいつ降ってもおかしくなさそうですが、特に夕方からは雨になるようです。最高気温は10℃ですが、暖かくなるのは雨が降り始める頃みたいなので、日中は温かい格好をした方が良さそうです。明日は強い雨が降り、強風注意報が出されているので、済ませられる用事は今日中に済ませるが吉です。

昨日からちょっと目眩に悩まされていますが、今日は学校なので無事に電車での通学を乗り切れるように祈るばかり。そんなこんなで急いでいるので、早速本題です。
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さて、今回はシェイクスピアの生誕地ストラトフォード-アポン-エイボンにある『ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー』の本拠地『ロイヤルシェイクスピア劇場』でミュージカル『The Boy In The Dress』を観劇した感想です。
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イギリスではクリスマス時期にパントマイム(滑稽劇:流行歌やダンス、ジョークなどが盛り込まれた大衆的な笑劇のこと)を観劇するという伝統があります。去年その事を知ったのですが、まだその頃は腰の調子が悪かったり、グラスゴーに旅行したりで見損ないました。
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今年こそは!と週末版の『The Times』に含まれるカルチャー紙の『クリスマスにお勧めのエンタメ特集』を熟読。その際に☆5つが付けられていて目を引いたのがこの劇でした。
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場所を見ると高校生の時から死ぬまでに訪れてみたいと思っていたストラトフォード-アポン-エイボンで上演していることに気付き。更に調べると電車やバスで約4時間で行くことが可能でした。
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これは良い機会と早速チケットを購入した上で、電車や宿の手配をしました(電車は色々あって使いませんでしたが…それは別の機会に)。ロイヤル・シェイクスピア劇場には幾つかのシアターがありますが、『ザ・ボーイ・イン・ザ・ドレス』が上演されていたのは『The Royal Shakespeare Theatre』(メインの劇場)。
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SWAN THEATRE』の方が小さく親密な劇場で、シェイクスピア劇に向いている気はするので、機会が作れたら今度はシェイクスピアの劇をスワンシアターで観たいものです。同じ建物の中にあっても全然雰囲気が違ったので。

ミュージカルはクリスマスの家族向けの演目なだけあり、20分の休憩を挟んでも2時間20分という短さ。あっという間に終わりました。
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物語はイギリスの地方に住む少年が、母親が家族を捨てて家を出ていってしまったことに傷心し、楽しかったビーチバケーションで彼女が着ていた黄色のドレス姿を繰り返し思い返し。それがきっかけなのか、元々ファッションや服飾に興味があったのかはわかりませんが、女性誌をこっそりと手に入れては美しいドレスを眺めたりするようになり。
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学校中の注目の的で人気者のピカイチのオシャレで可愛い女の子とひょんなことから仲良くなり、彼女が作った服やドレスと出会うことで動き出します。男の子がドレスを着て女の子の振りをして皆を騙したり、劇の後半で成人男性が女装する表現がありますが、格別LGBTQの理解を深めるというような内容ではありません(主人公のドレスを着る男の子は、女の子にぽーっとなっていますし)。
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どちらかというと、性別や肌の色といったものに縛られる窮屈な考え方からの解放が主題であって、格別宗教的、道徳的な物議は呼ばない内容だと感じました(厳しい服装や肌の露出の制限がある宗教には引っかかるのでしょうが)。小さな子供にLGBTQの考えを紹介することには抵抗がある親御さんもいらっしゃるようですが、このミュージカルの内容であれば問題ないのでは?と個人的には思いました。

テーマは素晴らしいですし、実話に基づいた心温まるお話で大人から子供まで楽しめるのではないでしょうか。が、しかし是非観るようにと熱烈に勧めたいミュージカルとまでは個人的には感じませんでした。
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なんというか音楽が心にも記憶にも余り残らなかったんですよね。歌詞にもぐっときませんでしたし、メロディーも耳障りやのりが良かったですが、今となっては歌えませんし。

特に最初の30分位は音楽的には退屈で、ミュージカルとしてはどうなんだろう?と。観て後悔はしませんでしたし、好きでしたが、多くは期待しないほうが良いかもしれません。
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Feel Good Movieというジャンルがありますが、このミュージカルはそれに近いものがあります。楽しくて、ハッピーエンドでニコニコ劇場を後にできる感じ。そういう明るい気分になりたい時にはお勧めです。
posted by london-twosome at 02:34| Comment(0) | 映画・劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする