2020年02月17日

Dead hedge作り

現在はまだ雨は降っていない月曜日のロンドン。ただ予報どおりであれば午前7時までに一雨来るようです。本日の予報は、晴れたり曇ったり小雨が降ったりと目まぐるしく天気が変わるロンドンらしいもの。最高気温は11℃。雨は降るものの、それなりに穏やかな天候に戻りそうでほっと一安心です。

と、ロンドンでは通常に戻れそうな予報ですが。イギリス各地では2週末に亘って大雨が降った影響が残り、依然として5箇所で洪水警報が発令されたままとなっているとのこと。場所によっては強風警報も出されており、本日も引き続き注意が必要とのこと。ハーフターム休暇真っ最中でロンドン脱出をする方も多いと思われますが、出掛ける前に必ず道路状況や行き先の状況を確認した方が良さそうです。安全にお過ごしください。

現在イギリスではおたふく風邪が流行しています。特に大学等で寮生活を送る若者の間で流行しているのだそうです。おたふく風邪は予防接種を受けていても罹ってしまう可能性はあるものの、より多くの人が予防接種を受ければ流行の可能性を激減させることができるので、予防接種を受けるよう呼びかけています。お子さんがいらっしゃる方は、医療機関と相談して適切な処置を受ける必要がありそうです。

昨日TVで活躍していたタレント/プレゼンターさんが自殺をして大きなニュースとなりました。彼女を巡ってソーシャルメディアやメディアが攻撃を繰り返したことが問題になっています。当たり前の話ですが、ネット上では匿名だからといって何を言っても良いという話ではない筈です。なんでそんな当たり前の事がスコンと抜けてしまうんでしょうね…。愚痴りたかったら、家族や親しい友達に聞いてもらいましょう。攻撃的な気持ちになったら、何故そんなにも気持ちが反応をするのか自分を見つめ直しましょう。

誰でも考えを発表できるようになり、有名人について書けばその人のネームバリューのお陰で読んでくれる人がいるからといって、自分が評論家か何かになったように勘違いしているのでは?と感じる方を見掛けますが。リスクをとって活躍している人達を、自分は安全な場所に居ながら匿名で攻撃するのは恥ずべき行為だと感じます。ネットでのいじめや攻撃を理由に命を絶つ若者も後を絶ちません。ネットで発言する前には、ちょっと立ち止まりよくよく考えたいと思います。「In a world where you can be anything, be kind」自殺した女性が残した言葉です。
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さて、今回はボランティアでDead hedgeを作った徒然です。
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Dead hedgeとは、コンポストし難い枝を使った垣根。通常は木の杭を打ち込み、その杭を埋める形で枯れ枝を横たわらせて垣根を作るようです。
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ボランティア先のお庭では、通常生け垣を刈って出る葉っぱが付いた枝はシュレッダーに掛けて粉砕し。粉砕した木の屑を小道に敷き詰めたり、コンポストしたりして再利用していたとのこと。
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しかし年明けから春先に掛けては、薔薇や果樹、藤やコーナス等様々な木を剪定する結果として大量の枝をシュレッダーに掛けねばならず。加えて生け垣(今回の場合はヨーロッパイチイ:Taxus baccata)から出る大量の葉っぱが付いた枝をシュレッダーに掛けるのは手間暇が掛かりすぎると頭を抱えていたところ。
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丁度林床を保護して雑草や野草、キノコ等が生えるに任せて昆虫等の生態系を守ろうとしていたこともあり、優秀なApprenticeさん(イギリス政府が定めている職業見習い訓練制度を利用して1年半学校に通って資格を取りつつ実務訓練を受けている方)がデッドヘッジを作ることを提案したそうです。
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それにより刈り取ったヨーロッパイチイ(Yew)の葉付きの枝をシュレッダーに掛ける手間が省けるだけでなく。自然保護したい区域をビジターさんに威圧感を与えること無く保護でき。
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上手く行けば、ここ数十年間で90%以下に減少してしまったと言われているハリネズミ等の野生動物のネグラにもなり得るという一石三鳥の案。早速制作に取り掛かる事になり、幸運にもお手伝いする機会に恵まれました。
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まだ作り始めたところなので全体像は見えませんが、ヨーロッパイチイには細かい葉っぱが付いているので、枝と葉っぱの方向を合わせれば、葉っぱ同士が噛み合って容易には解けない為、木の杭は使わず仮設した鉄の杭で固定させた間に枝を寝かせては人が上に乗って踏みつけていくことにより垣根を形成していくようです。
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刈り取った枝を運び、枝を左手、葉っぱが右手になるように寝かせては、3段程重ねた所で人が上に乗って踏みつける事を繰り返していました。なかなかに労力が掛かる作業ではありますが、自然と共存するイギリス人の知恵が結集されているような伝統的手法で、出来上がりが今から楽しみです。
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その日はボランティア仲間が、通常であればアロットメント(自治体が管理する市民農園)を持っている人しか入れない敷地の鍵を開けて、ご自身のアロットメントを案内してくださり。ラズベリー等のフルーツやアスパラガス等の野菜。手作りの温室もどき等が整然と並んだ区画を見物させてもらってとても興味深かったですし。
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ロンドン市民の生活やイギリスのガーデニング手法を垣間見せてもらい、とっても勉強になった1日でした。
posted by london-twosome at 23:31| Comment(0) | ガーデン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする