2018年12月04日

ディケンズのクリスマス・フェスティバル

珍しく太陽マークが出ている火曜日のロンドン。本日は午後7時頃までは晴れの予報。その代わり最高気温が7℃と寒い1日となりそうです。夜は降水確率が25%前後あるので、帰宅が夜になる方は折り畳み傘を携行した方が安心かもしれません。今朝は朝焼けがとても綺麗でした。

昨晩ロンドンの南岸にある象徴的な建物の1つであるザ・シャードのクリスマス・ライトが光り始めました。今週トラファルガー広場のクリスマスツリーも輝き始めますので、ロンドンは伝統的なクリスマスを祝っている感じがします。なるべく長く祝おうという感じがニューヨークよりしないというか。ウィーンの友達カップルは、未だに12月のキリスト教のお祝いの日までクリスマスツリーを飾りませんし。ヨーロッパの方がクリスマスを商業的な物にすることに抵抗しているのかもしれません。

ニューヨークのボランティア仲間やお世話になったスタッフさん達からメールやカードが届きました。なんで返事がある時期が重なるのか不思議です…感謝祭が終わってほっとした…という感じなのでしょうか。ドイツの友人からも葉書が届き「是非遊びに来てね!」と誘ってくださり嬉しい限り。ウィーンの友達カップルからも「いつ来るの?」と聞かれていますが、今年は引っ越し疲れが抜けませんし、つい最近までお金がタイトだったこともあり、このクリスマス~お正月休みは遠出はしないことにしました。来年皆さんに会えると良いなと思います。
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さて、今回はロンドンの南東にあるディケンズが晩年を過ごした町ロチェスターで毎年開催されるクリスマス・フェスティバル『Dickensian Christmas Festival』です。
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ロンドンのイベントを教えてくれるフリーペーパー『タイムアウト』誌やWEBマガジン『ロンドニスト』等でお勧めのクリスマス関連行事として紹介されていてその存在を知った行事。月に1回ロンドンの外に出ることを目指しているので、公共交通機関を使って行くことができる場所を探している我々にとっては丁度良い距離と行事だと興味を持ちました。
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ロチェスターまでは、電車で1時間弱。ディケンジジアン・クリスマスは、鉄道の駅から直ぐの場所にあるロチェスター城が会場の中心なので、車が無くとも気軽に訪れやすいロケーションでした。
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因みにパレードに並んでいた人たちの話を聞いていると、①駐車スペースを探すのが大変で、②ATMは町中に1台しかなくて大行列ができていたようなので、できることなら公共交通機関を使って訪れ、あらかじめ現金を用意しておく方が楽そうです(クリスマスマーケットやいくつかのレストランでは現金オンリーでした)。車で訪れるのであれば、予め駐車スペースをリサーチしておくことが大切かも。
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ついでに言うと、小さな町なのであまり多くのレストランがありません。クリスマスマーケットでホットドックやクレープなどを購入して立ち食いできますし、公衆トイレも各所に用意されているので困ることはありませんが、座って屋内で食事したい場合には予約をすることをお勧めします。予約ができないお店は行列ができていることが多く、ランチ難民になっている人たちを多く見かけました。
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ディケンジジアン・クリスマスは、小さなロチェスターの町の古城を中心としたメインストリート全てを使った、移動遊園地・クリスマスマーケット・文学イベントを織り交ぜた町を上げた2日間のお祭り。午前10時~午後5時までメインストリートに設置されたステージや街角、公民館や図書館を使って歌や劇、音楽やリーディングが次々と披露されます。
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私達は午前11時に始まる『七人の貧しい旅人たちの行進』を見て、正午からの『メインパレード』を楽しみ。その間にも『ランプライター(点灯夫)』のパフォーマンスを見たり、コーラスを聞いたり。ランチの後は『クリスマスキャロル』の劇を見たり、『オリバー・ツイスト』の朗読を聞いたり。
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その合間にロチェスター城の周りにあるクリスマスマーケットを冷かしたり。1日過ごしたらやることが無くなってしまうのでは?という心配をしていたのですが、杞憂でした。
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午後4時45分からは『キャンドルライト・パレード』を見物して、午後5時からは『クリスマスキャロル』を堪能。想像したよりもディケンズの文学に基づいたお祭りで、手作り感が強くて、1日満喫しました。
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白状すると40年以上生きてきましたが、クリスマスは家族のお祝いという知識はあっても心からそう感じたことはなかった気がします。高校生の時に留学していた際には、滞在していた寮が閉まってしまうのでホストファミリー(同じ学校の生徒さん)のお宅に置いてもらってクリスマスを体験したり。大学時代には「クリスマスに1人なんて!」とムンクの叫びみたいなリアクションをした友人が、彼のイタリア移民のご家族の典型的な大家族のクリスマスのお祝いに連れて行ってくれたりもしましたが。何故か心から家族で過ごすクリスマスというものを理解したと感じていませんでした。
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でもこのお祭りで、1年間練習してきた歌をステージで楽しそうに披露する人達を見たり。ウンパッパ(ミュージカル『オリバー!』の中の曲)を観客も一緒に歌って、お年を召したお夫婦が今にも躍り出しそうだったり。クリスマスキャロルを観劇している人達が、お決まりの合いの手(ブーイングしたり、イェイ!とか声を掛けたり)を入れながら劇に参加していたり。
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最後の〆のクリスマスキャロルも、舞台でコーラスグループが歌唱するのですが、大スクリーンに歌詞が映し出されて観衆も大合唱。立ち止まって聞いていない道を通り過ぎるだけの人達も、空で一緒に合唱していて、子供たちも聞いている。
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マーケットでクリスマスツリーを購入して車まで運んでいる人や、リースを手に歩いている人もいて、子供たちは暗くなったらランタンを手に町を闊歩。あぁ、こうやってクリスマスの伝統は受け継がれていくんだなーとしみじみと感じられたお祭りでした。

ディケンジジアン・クリスマスのメドウェイ郡公式HPはこちら
posted by london-twosome at 16:21| Comment(0) | 行事・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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