2019年03月30日

デリー/ロンドンデリーのウォーキングツアー『City Walking Tours』

霧の土曜日のロンドン。本日の予報は曇り時々晴れ。最高気温が18℃になり非常に暖かい日中から、夜になると4℃までぐっと気温が下がるようです。明日から暫くの間最低気温が2℃まで落ち込んだり、最高気温も10℃を超えなかったりと寒い日が続きそうなので、今日は春らしい陽気を楽しむ良い機会です。

昨日はイギリスのヨーロッパ連合脱退の期日だった筈の日で、期日は4月中旬まで延長されたものの、昨日も全く方針が決まらない状態。誰も何も合意できず混迷を極めており、昨日はブレグジットを求める多くの人々がウエストミンスターに集結して大抗議デモを繰り広げました。夜までに5人が逮捕されたそうです。今日はもっと多くの人がデモに集まることが予想されていますので、街の中心部に出掛けるご予定がある方は地下鉄とバスの運行状況や、道の混乱の具合を確かめてからにした方が賢明そうです。私も朝から用事があって出掛け、午後から用事がある夫と落ち合ってランチをする予定なのですが、大丈夫かなぁ…と少し心配しています。

一昨日はやはりというかなんというか修理屋さんが来れなくなったのですが(連絡を貰えただけでも御の字です)、昨日は予定より1時間程遅れたもののやっとやって来てくれました。雨漏りに関しては、シリコンを詰め直してくれたので、これで大丈夫だと信じたい。火災報知器は珍しい型で発注しなければならないので、来週水曜日に部品が届いてから再訪してくれるとのことでした。修理屋さんから連絡が入るそうなので、来週全て済みますように。
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さて、今回は北アイルランド第2の都市であるデリー/ロンドンデリーのウォーキングツアー『City Walking Tours』の感想です。
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各都市に着いたらウォーキングツアーに乗ることは以前も述べましたが、デリー/ロンドンデリーは観光都市となってから日が浅いせいかフリーウォーキングツアーは存在しませんでした。しかも1日半しか実質滞在しない上に、ブラディーサンデーについての政治的なツアーにも乗りたいと思っていたので、さくっと中世の歴史や全般的な都市の基礎知識を教えてくれるツアーを探していました。
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そこで見つけたのがたった1時間強で、中世の城壁から街の成り立ち、ブラディーサンデー等の北アイルランド紛争についての知識をざっと説明してくれるこのツアーでした。催行時間が1日に何回もある為、正午頃街に着いてランチを済ませてからツアーに乗りたい私達にとっては、午後4時からのツアーがあることがとても都合が良かったのです。
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このツアーはインターネットでも事前に申し込みができますが、私達はデリー/ロンドンデリーの観光案内所で空港までのシャトルバスのチケットを購入した際に、ついでにこのツアーの支払いも済ませました。その場で支払いもできるようでしたが、ネットや観光案内所のカウンターで支払えばクレジットカード決済が可能で便利です。
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1時間でサクッと終わることも魅力でしたが、£4/人というリーズナブルな料金も魅力的。普通はツアーの後にガイドさんに渡すチップも渡しませんでした(そういう習慣がないのか、誰も渡しておらず、ガイドさんも全然待っている風でもありませんでした)。
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このツアーに乗った日は凄く寒くて、城壁の上は風も強いので骨の髄まで冷えてしまいましたが、ツアー会社が契約しているらしいカフェにツアー終了後に寄って無料で暖かいコーヒーか紅茶を貰えるのもとっても有難かった。城壁内のホテルに滞在していたので、ツアー後暖かいコーヒーを啜りながら、直ぐにホテルに帰れたので何とかなりました。
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ツアーの集合場所は、観光案内所かFoyleside Shopping Centre前。そこから直ぐに城壁に向かい、ツアーの殆どを城壁上で過ごします。
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城壁が作られた中世から現代にかけての歴史や、デリー/ロンドンデリーの街の成り立ち、宗教問題や現代の政治体制や政治問題に至るまでばーっと説明してくれます。でもキリスト教の細かい話になると、知識のない私はよく分かりませんでした。
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この都市の地理的な特徴や歴史をなんとなくでも把握できて、とても為になったツアーでした。我々がツアーに乗ったのは、偶々前日にイギリス議会の警察組織など治安を司る省庁の責任者である内閣議員が、過去の北アイルランド紛争に関して「殆どの犠牲者は内紛やテロ行為によるもので、警察組織や軍関係者に起因するケースは極めて少ない。殆どの関係者は治安を維持するという任務を遂行していたに過ぎず、無罪である」という失言をしたばかりと言うタイミング。
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メディアは上を下への大騒ぎになっており、殆どの論調は「辞任すべき」というものでした。でも、ガイドさんは「大変な失言ですね。こことイギリス本土での理解度の違いと温度差が如実に表れてしまったケースで、驚きもしません。でもハードブレグジットだけは避けねばならないこの局面で、メイ首相の腹心である彼女が辞任してしまうことは北アイルランドにとっても好ましい結果は及ぼさないでしょう。心からの謝罪と今後の是正は勿論必要でしょうが、直ちに辞めろというのは、どうなんでしょうね…。」というような口調で、きちんと政局を見据えていて冷静な感じでした。メディアから伝わってくるデリー/ロンドンデリーの非難囂々な感じと全然違って、意外に感じたのが強く印象に残っています。
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ガイドさんやお店のオーナーさん等の若い方達と世間話をしていた際に、「北アイルランドは紛争ばかりが注目を集めがちだけど、その前の歴史もあるし、近年続いている平和のお陰で新しいビジネスや文化が生まれてもいるんだよね。そういう面にももっと目を向けて欲しい」と仰ってました。このツアーは、デリー/ロンドンデリーを総合的に知る第一歩として効果的だと感じました。
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事前の予約が不要で、毎日午前10時、正午、午後2時、午後4時に催行されており、£4という料金で、約1時間という気軽なツアー。日帰りでデリー/ロンドンデリーを訪れるだけの方でも、参加しやすいのではないでしょうか。

City Walking Tours
集合場所やツアーの内容等の詳細はHPにてご確認ください。
posted by london-twosome at 05:30| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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