2019年04月08日

ザ・ボートレース

霧の月曜日のロンドン。本日の予報は曇り。でも1日中降水確率が高めなので、折り畳み傘を携行した方が良さそうです。そして午後8時以降は雨が降り出すようなので、なるべく早く帰宅するが吉。明日からまた寒くなる予報ですが、今日の最高気温は16℃。太陽が出ないけれど、気温的には寒くないようです。

今週はストーカーの危険性を認識するための週間らしいのですが、その一環として緊急電話をする際に声を出すことができない場合の対応の仕方を紹介していました。これはイギリスの緊急番号である999番に電話したものの、首を絞められていた為に声を出せず死亡した女性の事件への反省から構築されたシステムなのだそう。999番に電話しても、10秒以上何も言わないといたずら電話であると判断されて、オペレーターは電話を切ってしまいます。そこで声を発することができない場合は、電話に向かって咳をするか、55番を押すとオペレーターが緊急事態だと判断して警官を電話がされた場所に送ってくれるとのこと。これは目の前に危害を与えそうな相手が居て、警察を呼んでいることを知られたくない時にも有効です。知らなかったので、助かりました。

因みに999番は、警察、救急車、消防車、コーストガード、崖や山・洞窟でのレスキュー隊へと緊急救護を要請する際の番号。
112番は、999番と全く同じコールセンターに電話が繋がり、全く同じ役目を果たすのだそう。違いは世界中のどこからでも電話ができること。休暇で外国にいて、その国の言葉が喋れない時に使えるそうです。何か国語に対応しているのか分かりませんが、通訳して助けてくれるとのこと。但し、イギリス国内であれば固定電話からも電話できますが、海外の固定電話からこの番号が使えるかは確認されていないそうなので、お気を付けください。
101番は、緊急性はない警察への通報。泥棒に入られたとか、車が盗まれたというような時に使います。
111番は、緊急性のない医療スタッフへの電話。命には関わらないものの、医療スタッフから次に何をすべきかアドバイスが欲しい時に電話できるそう。
覚えておきたいです。
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さて、今回は2019年4月7日(日)に開催されたザ・ボートレースの話題です。
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ロンドンに住み始めてから、イギリスっていう国のことを何にも知らなかったなーとしみじみと感じることが多々あります。アメリカでは全然祝われない祝日があったり、聞いたことがないイベントがあったり。
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そんなものの内の1つにザ・ボートレース(The Boat Race)があります。ただのボートレースではなく、ザがついている辺りに歴史を感じる訳ですが。なんでもオクスフォード大学とケンブリッジ大学の間でレガッタのレースが毎年戦われ、男子のレースに至っては今年で165回目を迎えたそう。最初の男子のレースが行われたのは1829年。
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BBCニュースでも今週は毎日のように「ボートレース」の話題が出ていましたし。会場となるテムズ川周辺のパブでは、予約受付の宣伝が2週間前から貼り出されていました。
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レガッタのレースに参加できるのは、両大学に在学中の現役学生のみ。ただし現役学生でありさえすれば制限は全く無い様で、イギリス人以外の国籍の選手も多かったですし、年齢も19歳~46歳と幅広かったです。但し、46歳のJames Cracknell選手は金メダルを2回もとったことがある選手で、史上最高齢であることで話題をさらっていました。
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レースのコースはパトニー橋からスタートして北上し、チズウィック橋でゴールするもの。全長6.8Kmで蛇行した川を遡上するコース。ただし、潮が満ちてくる時間を狙ってレースが設定されているので、然程流れは強くない筈とのこと。
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初めてのボートレースという事で興味津々だったものの、気合を入れて見る気は全く無かった我々。午前11時頃、テムズパスを散歩したら既に各パブやレストランの屋台が設置され始めていたり、無料で水のボトルが配られていたり、ごみ袋が設置されていたりと祭りの雰囲気が満ち満ちていたため、それを楽しみつつも昼ご飯を食べに出掛けてしまいました。
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でも買い物を終えてテムズパスの方に帰ってくると、丁度女子のレースが見れるようなタイミング。スタート時間だったのですが、ハマースミス・ブリッジ辺りに到達するのには暫く時間が掛かるだろうと高を括って重い荷物を置きに一旦帰宅。いざ身軽になってレースに帰ろうとしたら、既にレースは通り過ぎていました。
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レガッタって実際見ると凄い速さなんですね!パトニー(フラム)からハマースミス・ブリッジまで歩くと30分掛かる距離(2マイル弱)をたったの7分で通り抜けてしまいました。レースに残っていた夫が撮影した動画を見せてもらいましたが、物凄いスピードに驚きを隠せませんでした。
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そこから男子のレースまでは1時間近くあるので、一旦帰宅してBBC1の生中継を観つつ、男子レースの予習。男子はスタートからハマースミス・ブリッジ到達迄6分ちょっとしか要さないので、スタートを待っていたら間に合わないため慌てて出発。

テムズ川沿いに着いたら、女子のレースとは比べ物にならない人出(やっぱり、まだまだスポーツにおける男女格差は大きいんですね)。女子なら余裕で見れたレースが、人垣で殆ど見えませんでした。
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そこで同じように後ろから覗いてる男性に「見えないですねー。どうなってるんだろう?」と話しかけたら、「そこのボートハウスでTV中継見てたけど、今の所ケンブリッジ大学がリードしてるよ。でも船体が1/4位重なってるから、どうなるかわかんないね。僕はケンブリッジ大学を応援してるんだよ。あ!見えてきた。あの薄いブルーがケンブリッジ大学だよ!行け!ケンブリッジ!」と教えてくれつつ、応援してました。

目の前で見るレースは凄まじいスピード。人垣で視界が遮られてることもあり、あっという間に視界から消えてしまいました。
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朝出かける時にエレベーターで一緒になった女性は「ケンブリッジ大学とオクスフォード大学の間には長い間、強いライバル関係があるの。このレースは名物なのよ。夫はケンブリッジ大学卒で、凄い熱の入れようなの。私はオクスフォード大学を応援してるのよ。皆さん、自分が応援してるチームのカラーを身に着けてるから、大体わかるわよ。ネイビーブルーがオクスフォード大学で、薄いブルーがケンブリッジ大学なの。」と教えてくださいました。

そうやってTVでも人々の間でも話題もちきりになる行事の割には、拍子抜けするくらいのーんびりしたイベントでした。午前11時位からハマースミス・ブリッジの上で場所取りしていた人もいましたが、多くの人はレースが通る直前に徐に近くのパブ等から川辺に出て応援。通り過ぎたら直ぐパブに帰ってました。
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他の人達も川べりでビール、ワイン、スパークリングワインなんかを飲みながら、のんびり観戦。子供たちの為にアイスクリームの屋台なんかも出ていて、子供たちはレースなんかそっちのけでベンチでアイスに夢中だったり。のどかな一日という感じで、一生懸命場所取りしたりとかそんな感じは殆どありませんでした。

BBQやパエリアなんかの屋台も出ていたりと、ある種お祭りでしたが、想像よりも数段階穏やかで、のんびりしていて、ハッスルする要素が少ないイベントで、大人から子供まで自分らしいやり方で楽しみ易いイベントのように見受けられました。
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小雨がぱらついていたり、寒かったりで、ビールという気分にもなれず飲まず食わずでしたが(しかもカップにはレースのロゴや日付などが入っていませんでした)、なんだかんだで雰囲気を味わえただけでも満足した1日でした。
posted by london-twosome at 02:17| Comment(0) | 行事・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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