2020年06月13日

ヨーロッパアマツバメ

厚い雲に覆われていたものの、少しずつ青空が出てきた土曜日のロンドン。本日の予報は晴れのち曇り。最高気温は23℃と久し振りに好天に恵まれて暖かくなりそうです。
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『ブラック・ライヴス・マター』の動きが依然として活発です。昨日もキューガーデンが真摯な表明文を発表し、それに対して「科学機関が政治に口を出すな」等激しいコメントの応酬が起きていました。なんとなく読んでしまい、精神的に疲れ果ててしまいました。

各企業や団体が『BLM』に対するスタンスを明確にする中で、自分たちが生まれる遥か昔に起きた事で現在の白人やイギリスが不当に責められていると感じる人達の反発も激しくなっている気がします。一体我々にどうしろと言うんだ?!と感じているのではないでしょうか。
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自己防衛本能からか攻撃的になっていると想像する女性が「Yorkshire TeaはBLMを支持するコメントをしていないことを、とっても喜ばしく感じてます」とツイートしたのに対し、ヨークシャー・ティーは「我々の紅茶を買わないでください。BLMに関して社内教育をし、これからどうすべきかを決定するのに時間を掛けているだけで、人種差別には反対です。」とキッパリ。

それに対して「じゃあ、これからはPG Tipsの紅茶を買わなきゃならないね!」とツイートがあったのに対し、PGティップスも直ぐに「人種差別を良しとする人達は2つの紅茶ブランドの選択肢を失うことになりますね。」と反撃。『#solidaritea』というハッシュタグを付けて、BLM運動への賛同を表明しました(連帯や結束を意味するsolidarityと掛けた上手い造語です)。
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既得権益を奪われると感じる人達は、そりゃ抵抗しますよね。なんとか罪人探し出しては吊し上げるのではない、未来を共に目指す発展的な思考で過去を一緒に反省する状態に持っていけないものでしょうか。
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さて、今回は先日書いたニシイワツバメ(?)の続報です。
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6月10日(水)も沢山のツバメっぽい鳥が飛んでいました。あまりに沢山飛んでいるのでベランダに出てつくづく眺めると、遠くの空まで50羽はいるのでは?というような数の鳥が空を切っていました。
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双眼鏡が無いので、やっぱり黒っぽい色と鋭角な翼位しか判別できず。暫くしたらトンビのような大きな鳥が3羽やってきたので、ツバメと思しき鳥は蜘蛛の子を散らす様に居なくなりました。
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以降は群れで飛び回るのは目にしませんが、偶に1,2羽窓の外を横切っていくので、近所に巣を作ったのかもしれません。ベランダから眺めながら『ニシイワツバメなのかな?』と観察した日の夕方、ボランティア仲間が『ベランダに鳥が降りて、飛べなくてバタバタしていたので、タオルで包んでなんとか捕まえて逃したよ。近くで見たら、茶色っぽくて喉の辺りが灰色だったのでswiftだったと思うな』と書いていました。
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swift=common swift (Apus apus)は、ヨーロッパアマツバメという名前のアマツバメ目アマツバメ科に属する鳥。見た目も生態もスズメ目のニシイワツバメ等にそっくりですが、別の分類なんですね。
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ヨーロッパアマツバメも渡り鳥で、冬場は暖かいアフリカで過ごし、卵を生むために北上するとのこと。雛を孵す範囲は広く、北アフリカからヨーロッパ全域、中東やアジアにも渡るようです。
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ヨーロッパアマツバメは足が弱く、地面に着地することが無く。地面から自力で飛び立つ事が困難なのだそうです。
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学術名の『apus』は、古代ギリシア語のα=a"without"とπούς=pous"foot"から来ているのだそうで、立てない事が特徴なんですね。だから何かの拍子にボランティア仲間のベランダに落ちてしまって、飛べなくて困っていたということなのでしょう。
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という事は、最近群れで飛び回っていたのはヨーロッパアマツバメだったのでしょうか?日本と同じ燕(barn swallow (Hirundo rustica))もイギリスにやってくるそうなので、謎は深まるばかりです。
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双眼鏡を入手して、尾の形や色を観察できればはっきりするのかもしれませんが…。
posted by london-twosome at 13:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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