2020年08月03日

現代奴隷反対!なチョコレート『Tony's Chocolonely』

雲が多いものの晴れている月曜日のロンドン。本日の予報は晴れたり曇ったり。最高気温は21℃で、引き続き過ごしやすい1日になる予報です。木曜日から暑くなるようなので、水曜日までに大きな買い出しは済ませておくと楽かもしれません。

今日から8月31日までの毎週月曜日〜水曜日まで、イギリス政府が打ち出した経済援助策『Eat Out to Help Out』が行われます。このキャンペーンに参加しているレストランで該当日に飲食をすると、アルコールを除く飲食代の半分を、上限を1人£10として政府が払ってくれるというもの。
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元々レストラン業界は週末3日間に売上が集中していたそうなのですが、現在はソーシャルディスタンスの必要性から通常の1/3程度しかお客さんを入れることができず。4ヶ月近く営業をできなかった上の制限で、多くの店が経営の危機を迎えています。それをなんとか政府が下支えしようという取り組みです。

先日食事をしたインド料理屋『Dishoom』からも早速「Eat Out to Help Outに参加してます!お食事にお出でになりませんか?」という宣伝メールが届きました。夫も年内はずーっと自宅勤務になりそうですし、第2波が来る前に、時間を作って週の頭にも食事に行きたいと思います。
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さて、今回はオランダ生まれの現代奴隷や児童労働撲滅を目指して元ジャーナリストが設立したチョコレート会社『Tony's Chocolonely』のミルクチョコレートを食べた徒然です。
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多分ニューヨークでも見掛けた事があるように記憶している『トニーズ・チョコロンリー』。でも、そのコンセプトを知らなかったので、ただ単に『でか!そんな食べないでしょ?!』とか思ってスルーしていた気がします。

しかし最近になって、定期購聴しているポッドキャストを配信しているポッドキャスターさんが、ご自身のインスタグラム・ストーリーで『トニーズ・チョコロンリー』の事を紹介されていました。それで初めて、この会社が現代奴隷制度や児童労働に問題意識を持ったジャーナリストの男性が、実際に問題を解決しようと一念発起して設立したチョコレート会社だということを知りました。
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余談ですが、ニューヨークに住んでいた頃から周りの友達の間では現代奴隷制度や児童労働の問題は度々話題に上がり、社会的にも問題意識を持っている人がある一定程度いました。バケーションシーズンに誰かが安いドバイのリゾートなど行こうものなら、「現代奴隷を使って造られたリゾートに泊まって、奴隷制度に加担するのか?!自分さえ良ければ、それで良いのか?!」とか友達間で大議論に。

トランプ大統領が選挙戦に立候補した際にも、「人々を奴隷のように使って儲けている男を一国のトップに選ぶのか?!」とか「自分は不法移民をタダ同然の賃金でこき使ってリゾートを建造・運営している癖に、移民反対を打ち出して。なんて嘘つきなんだ!」とか非難の声が上がりました。サードウェーブの珈琲店も、その多くが現代奴隷を使って大量生産されるコーヒー豆を使用しないこと、をその理念の1つに掲げていることが、支持の広まりを助けたのだと思います。
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そんな風に、欧米社会では現代奴隷や児童労働に対する問題意識を強く持っている人が多く。特に『Woke』(社会正義や人権問題、環境問題などに知見を持っている人々)と呼ばれる若者に多い層には、大切な要素となっています。

『トニーズ・チョコロンリー』では:①現代奴隷や児童労働を使用して育てられたカカオ豆は使用しない、②適正な対価を支払う、③カカオ豆を生産する農家や会社自体を育てる、④最低5年は取引をして、安定した収入を保証する、⑤知り得るカカオ豆育成に役立つ知識・ノウハウを伝授して、農家の生産性を上げる(それによって、農家の収入を増やす)という5つのルールを掲げ。誰が育てたか判らないカカオ豆は買わない事によって、奴隷の様に劣悪な環境下で低賃金で酷使される労働者を無くすことを目指しています。
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月に2回、倦怠感が強すぎて、体に力が入らないという謎の症状に長いこと苦しんでいる私にとって、チョコレートはそんな時食べたくなる元気の源。この前ベッドで惨めに過ごした際に、トニーズのチョコレートを食べて慰められました。

買い物は自分が見たい世界への清き一票だと考えて、できる範囲で注意深くお金を使いたいものですね。
posted by london-twosome at 15:26| Comment(0) | お買い物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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