2019年11月06日

薬局でインフルエンザ予防接種

冷え込んでいる水曜日のロンドン。スコットランドでは氷点下になり、オクスフォード等でも0℃まで下がって、芝生は霜で真っ白になっているようです。本日の予報は曇り時々晴れのち雨。雨が降り始めるのは午後6時ころで、明日まで降り続くようです。最高気温は10℃。明日は午前中を中心に1日雨になりそうなので、用事は今日やっつけておくと安心かもしれません。

昨晩はガイ・フォークス・ナイトでした。我々が住むボローでは週末に既に大規模な花火大会は終わっていましたし、その他の大きな花火大会も週末に済ませた場所が多かったので、昨日は豪華な花火が上がったわけではありませんでしたが。それでも近所の花火を窓から楽しめましたし、そこ彼処で個人で打ち上げ花火を上げる人々も多く、午前2時頃まで火薬の音が響いていました。去年に比べて打ち上げ日がバラけた影響で今年の花火は控えめだった印象が残りましたが、景気も悪くなってるのかもなぁ…と心配になったり。今年はディーワーリー(ヒンドゥー教のお祝いで「光のフェスティバル」とも呼ばれる。ヒンドゥー暦のカールッティカ月の新月の夜(Diwali:グレゴリオ暦では10月から11月)に祝われる)も10月27日から5日間だったので、既に終わっていたことも大きいのだとは思いますが。

イギリスの選挙戦は凄く長いですね…来月行われる選挙に向けて連日選挙戦の報道が流れるので既に若干食傷気味です。どうしてもブレグジットに話題が集中しがちですが、市民の声を読んだりTVで耳にしたりすると、皆さん国民保険や医療の問題や環境問題にも強い興味を持っており、選挙がブレグジットばかりになってしまうことを危惧する声が多く聞かれます。ナイフによる刺殺事件だって大問題ですし、薬物中毒依存だって回復している印象を受けませんし。これ以上ブレグジットに時間と労力を取られて、大切な問題が後回しにならないと良いと願っていますが…。
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さて、今回は初めてイギリスで受けたインフルエンザの予防接種(flu vaccination)の備忘録です。
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小学校でインフルエンザの予防接種を受けて高熱を出し予防接種を受けないよう医師に指示されてから、ずーっと予防接種を避けてきました。しかしイギリスで土いじりをする為には破傷風(tetanus)の予防接種が義務付けられており、10年に1回受けるべき破傷風の予防接種を20代、30代と受けずにきてしまったので、お医者様に相談して接種。
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3日間倦怠感に悩まされたものの、高熱を出したり、湿疹が出たりといったアレルギー反応は起きませんでした。お医者様に相談した際に、「昔のワクチンは純度が低く、管理も徹底されていなかったので、不純物が混ざっていたりして熱を出したのではないか?現在のワクチンは純度も上がり、管理も徹底されているので、アレルギー反応を起こす確率はとても低く、接種しておいた方が安心」である旨説明も頂きました。
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破傷風の予防接種の結果とお医者様からの説明に勇気を得て、今年はインフルエンザの予防接種にもトライしてみることに。今回は然程心配は無いであろうと判断し、薬局や予防接種専門の簡単なサービスを提供している会社でちゃちゃっと受けることにしました。
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ネットで調べると、至る所に店舗を持つ薬局『Boots』が我々の住むフラットの近くの薬局で予防接種を行っており、予約もネットで簡単にできるので便利でした。因みにイギリスではインフルエンザの予防接種は一般的に「flu jab」と呼ばれているので、flu jabで調べたほうがヒットしやすい気がしました。人と会話する時にも「flu jab」を使った方が通じやすいです。
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予約の時間(平日の正午近く)に薬局に足を運ぶと、予防接種の受付をしてくれると思われる処方箋カウンターに列が。並んでいると隣のレジに居る店員さんが「処方箋ですか?」と質問してきたので、「予防接種の予約をしてるんです」と答えると「ではその列に並んでいてください」と指示。
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5分ほど列で待たされた後、やっと問診票を手渡され「記入してお待ちください」と。問診票には氏名、住所、電話番号等の個人情報と(保険は適用外らしく、そもそも聞かれません)、妊娠の可能性の有無やアレルギーの有無、当日の体調等の簡単な質問が並んでいて、5分もあれば記入できます。
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そこから結局混み合った薬局で20分待ち、やっと担当の方(医師でしょうか?特別なライセンスを持った薬剤師さん?)に奥の個室に呼ばれ。そこからは3分もせずに、あっという間に予防接種は終了しました。
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なんでも薬物中毒の患者さんたちへの注射も薬局で担当されているそうで、中毒患者さん達は待たされると暴れたりして危険なケースが多いので優先して対応しているための長い待ち時間だったとのこと。大変ですね…。
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先生からは「予防接種は1年に1回で大丈夫ですが、来年受けるのであれば9月の頭に摂取することをお勧めします。10月だとちょっと遅いですね。流行し始める前に摂取することが肝要ですから」というアドバイスを頂きました。
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会計はレジで簡単に済み、£12.99でした。注射を受けた後はやはり倦怠感がありました。数日後から体調を崩して2日間寝込みましたが、それは予防接種とは関係なかった気がします…接種を受けた翌日に終日肉体労働をしたのは良くなかったかもしれません。
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2019年11月01日

ハロウィン

朝から雨の金曜日のロンドン。本日の予報は雨時々曇り。午前10時まで雷雨になる可能性があり、午後7時ころから再度雨が降り始めるようです。日中は降水確率が下がるものの、10%以上はあるので折りたたみ傘を持って出掛けた方が良さそうです。最高気温は16℃と雨の影響で少し寒さが和らぎそうですが、太陽が出ないのでは体感気温は寒いかもしれませんね。このまま来週の火曜日まで雨の日が続くようなので、晴れ間を狙って用事を済ませようと思います。

この5年間で食物アレルギーが原因で入院を余儀なくされるお子さんの数が60%増えた事がBBCニュースで取り上げられていました。亡くなる方も居る深刻な問題であるにも関わらず、学校での対応やアレルギーを持たないお子さんへの教育が行き届いていないことが大きな原因だと考えられており、対応が求められています。特にお子さんが小さいと、友達に誘われてアレルゲンを口にしてしまうケースが多いのだそう。ご家庭でも「人はそれぞれ違っていること、食べられる食べ物も人によって違うこと、命に関わることなので他人に食べることを強要しないこと」を教えるのはとても大切ですが。学校でしっかりと教える機会を必ず設けることも大切だと感じます。

クラスメートと雑談していたら、学校のあと夕方から深夜に掛けて仕事をする彼女が午前5時半から子供を職場まで車で送り届けるから寝不足でいつも疲れている事を話していました。今週彼女のスウェーデンに住む喘息を持つ娘さんが肺炎で苦しんでいる話をしていたので、「毎朝送っているのは違う娘さんなの?」と聞くと「あー、その子は私の子供じゃないの。もう29歳なんだけど、自閉症なので早朝に一人で通勤させるのは心配なの。誰かが面倒をみなければならないなら、私がやろうと思ってね」と軽く仰ってました。いつも思うのですが、ご自身も苦労されて、お金持ちじゃない方のほうが、他人に優しいケースが多いんですよね。寄付したり、電車とかで物乞いの方に小銭をあげたり、お互いの為に時間や労力を割いたり。今朝のBBCニュースで、自閉症の方々が独房のような場所に治療と称して閉じ込められるケースがあることが問題として取り上げられていました。様々な個性や文化的背景を持った人達が、のびのびと暮らせる社会を目指したいですね。
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さて、今回はハロウィンの徒然です。
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元々イギリス文化では無かったにも関わらず、ソーシャルメディアの影響なのか、企業が売上を伸ばす機会だとこぞって力を入れた影響なのか定かではありませんが、ロンドンでもハロウィンは大きなイベントになっています。この季節になるとスーパーにはハロウィンをテーマにした、目玉のチョコレートとかドラキュラやミイラを模ったキャンディー、蜘蛛の巣に見立てたマシュマロや綿菓子なんかがずらりと並びます。
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幼稚園/保育園も蜘蛛の巣に見立てた綿が張り巡らされ、蜘蛛の人形やら骸骨やらが飾り付けられ。劇でも演じたのか、黒いスパンコールの緞帳を巡らせたステージが設置されてました。
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お店のショーウィンドウにはパンプキンや『立ち入り禁止』と書かれたテープ、蜘蛛や骸骨、オレンジと黒の飾り付けがされ。フリーペーパーには、ハロウィンをテーマにした仮装パーティーやら、DJを招いてのダンスパーティー、墓地で夜行われる怪談ツアーや怪談ライブ、ハロウィンをテーマにした特別なアフタヌーンティーの宣伝がずらりと並んでいました。
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ボランティア仲間に「ハロウィンには何かするの?」と聞かれたので、「なーんにも。そもそもイギリス文化では無いのでしょう?」と答えると「アメリカから入り込んだ商業主義のお祭りだよね」とのこと。無料新聞には、ハロウィンの本家本元だと信じられているアイルランド出身の方が「アイルランド人として、昨今のハロウィンには物申したい。私はハロウィンを子供の頃から祝いながら育ったけれど、こんな商業主義的なものじゃなかった。子供たちがトリック・オア・トリートで貰ったのは、小銭や林檎、余ったホームメイドのケーキの切れ端とかだったし。仮装は家にある古いコートに帽子。ハロウィンの日のごちそうは、フルーツを練り込んだパンにバターを塗って食べることだった。チョコレートなんて見たこと無い」とエッセイを寄稿してました。
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昨晩は腰痛の為に通っているピラティス教室の日。冬時間に突入して午後5時には暗くなってしまうので、一汗かいて帰宅の途につく頃には既に真っ暗でした。
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すると仕事を終えたと思しき人達が頭にパンプキンやコウモリなどハロウィンっぽい人形がついたカチューシャを付けたり、簡単に魔女や魔法使いっぽいマントを羽織っただけで仲間との集まりに向けて移動していました。いつもは夜は閉店しているパーティー用品を売るお店も開店しており、多くの人で賑わっていました。当日、集まりに向かう前にぱぱっと買い物するんですね。
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それだけでなく、本格的な魔女の仮装をした女性が車椅子を押しながら歩いていたりも。車椅子に乗っている老女も簡単な仮装をしていたので、お年寄り向けのパーティーなども企画されているんですね、きっと。
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孤独が大きな社会問題となっているイギリス(とアメリカ)では、こういったイベントを口実に皆で集まるのは意外と良いのかも、なんて思って眺めました。パブは何処も大繁盛していましたが、それはハロウィンとは無関係かも?ニューヨーク同様、ロンドンでも週末は木曜日の夜に始まるようで、毎週木曜日からパブは混んでいるので。
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一方、BBCではハロウィン1日のためだけに破棄されるプラスチックゴミの多さについて統計を示し。なるべく手作りして飾り付けをすること、プラスチックの飾り付けを購入したら保存して繰り返し使うことの必要性を呼びかけていました。
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数値は忘れてしまったのですが、ビックリするような量のゴミだったんですよね…。クリスマスに比べて、ハロウィンの飾り付けはプラスチックで安価に造られている率が高く、加えて1年で直ぐに破棄される率も高いのだそう。
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ハロウィンには特に思い入れが無い我々。昨晩の夕食は家にあったじゃがいも、ブロッコリー、ソーセージ、イチゴ、ベビーリーフを消費する為に、簡単にポトフとベビーリーフと苺のサラダだけ作りました。
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でも何もしないのも寂しい気がして、通りがかりのお店でデザートを物色。パンを購入した『Gails』ではチョコレートクッキーに黒猫やパンプキンをアイシングした洗練されたお菓子がありましたが、チョコレートクッキーはあまり好きでないので、パス。
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PAUL』には特にハロウィンのお菓子は無く(フランスはまだハロウィンの波が押し寄せて無いのでしょうか?)。『Krispy Kreme』の前を通りかかったら、ハロウィンをテーマにしたドーナッツが並んでいるのを見つけて、思わず購入しました。
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なんでもスライムをイメージした、キラキラしたアイシングが掛かっているシュガードーナッツです。クリスピー・クリーム・ドーナツはニューヨークで1回購入した際に、劇的に甘くて辟易し二度と購入しなかった記憶があるのですが。昨晩デザートに食べたら、甘いものの結構美味しくて意外でした。
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2019年10月30日

ブレグジットを巡る攻防

薄曇りの水曜日のロンドン。本日の予報は曇り。昨日と同じく午前11時〜午後5時の間は小雨がぱらつく可能性がありそうです。昨日は雨が降ったり止んだり。午後1時ころ10分だけ太陽が出て、陽光が凄く有難く感じました。今年は雨が多く、強風が吹いたので、紅葉があっという間に散ってしまった場所も多いようです。美しい風景を楽しめる内に楽しんでおきます。

土曜日のラグビーワールドカップの決勝戦でイギリスチームが戦う事になってから、ロンドンは湧いています。昨朝のBBCニュースでは、急遽日本へ応援に行くことにした人々の様子を流していました。チケットは持っていないけれど、現地で手に入れるチャンスに掛けて取り敢えず飛行機とホテルの手配をした人が殆どみたいで、その情熱に圧倒されました。中には日本なんて旅行先として考えたことも無さそうな方も居て、千円札を何枚か置いたテーブルに集まって、日本地図を見ながら熱心にロジスティクスを話し合っているさまは、日本人として心が温かくなるようでした。皆さんが試合を楽しんで、ついでに日本で良い時間を過ごして、日本にも好意的な印象を持ってくださるといいですよね〜。皆様、温かく迎えてくださいね。BBCのレポートの締めが「リポートしたのは〇〇、NOT from Nihon」って言ったのもオシャレでした。

試合当日はボランティアのトレーニングなのですが、「人が集まらない」とトレーニングを計画した女性が嘆いていました。それに対して「それならラグビーの試合を見終わったら参加するよ」なんて声を掛けている人も居て、ラグビー優先なのが可笑しかったです。土曜日の午前中は皆さん自宅やパブ、パブリックビューイングの会場で画面に釘付けになりそうです。
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さて、今回はついに総選挙に雪崩込んだブレグジットを巡る日常の風景についての徒然です。
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1年前にロンドンに暮らし始めてから、ニュースで取り上げられない日が無いほど人々の興味を独占しているように見えるブレグジット。あーでもないこーでもないと微に入り細に入り報道されるので人々はうんざりしており、とうとう4チャンネルでは『ブレグジット・フリーゾーン』を設けたというのが先週ニュースになっていました。
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ボランティアのランチ時にも「ブレグジットの話してるの〜」とか言いながら、控室に逃げ帰ってくる人が居たりして、もううーんざりという雰囲気がありありだったのですが。それでもやっぱり議論が持ち上がっていたりしました。
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でもこと今週に至っては、皆さんブレグジットの事を隠語扱い。Fu*ckとかSh*tとか悪態をつく汚い言葉は『Fワード』とか言われるのですが、とうとう「Bワードを口にするなよ」とか言っていて、ブレグジットが汚い言葉と同じ扱いになってました。もう議論を始めるきっかけを作ってくれるな、ということですね。
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「正気の沙汰とは思えない!」とか「イギリスがこんな体たらくになるなんて!」とか、ロンドンなのでブレグジット自体が起こるべきでは無いと考える人が多いからか、現首相をまるで気狂いのように話す人までいます。地方では「12月に総選挙なんて信じられない!ハロウィンにブレグジットをするべきで、総選挙を今更何故するんだ?!」と怒りの声がニュースで流れていました。
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そんな中、先週から電灯に『Home is where your heart is. We'd love you to stay.』とか『Proud member of EU』とか書かれたフラッグが出現。このフラッグに気付いたのは、わざわざ自転車を停めて写真を撮っている女性がいたからでした。
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最初は一つの道で見ただけだったのに、週末になったらバスが通るような太い道にはずらりとフラッグが並びました。静かな攻防が繰り広げられています。
posted by london-twosome at 15:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする