2020年04月09日

NYCに住む心のおばあちゃんと電話

急に暖かくなって食料の買い出しに長袖一枚で行けた木曜日のロンドン。それもその筈、最高気温は22℃。このまま週末まで暖かい日が続くようです。でも来週月曜日から12℃までしか上がらない涼しい日々に逆戻りするそうなので、お気をつけを。

暖かい陽気に誘われて、北部の別荘に避難しているクラスメイトから「チューリップが満開!」と美しい写真が送られ。カムデン近くに住むクラスメイトからは「ブルーベルが咲いたよ!」と近所のブルーベルの花畑の写真が送られてきました。

今年もブルーベルを見に彼方此方足を伸ばそうと思っていたのに…。でも美しい花の数々にお礼を送ったら「今年はhanami(もう英単語になってます)できないって貴方が悲しんでたから。せめてバーチャルに花見してね!」とコメントが。

そこからクラスメイトが撮影した桜をはじめとする美しい花の写真を次々と送ってくれて、朝からとっても温かい気持ちに満たされました。今日も1日笑顔で過ごせそうです。

こんな時だからこそ『Be Kind』が合言葉になっています。他の人がやることなすことを監視して非難し合うのではなく、お互いに微笑み合ってお礼を言い合いたいですよね。

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さて、今回はニューヨークでお世話になったボランティア仲間に電話してお喋りした徒然です。
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ニューヨークでは3個のボランティアを掛け持ちしていましたが、その1つは毎週1回パートナーと組んでやる仕事でした。そのパートナーは(多分)ずっと独身を貫き、元気・矍鑠とした90代のご婦人でした。

1日中お喋りしながら一緒に働いて数年。すっかり仲良くなり、ボランティアから離れても食事や散歩をご一緒してました。
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ウィットに富んでいて、話題が豊富。毎週6時間喋り倒しても話題が尽きることが無かった彼女は、人気者。

既にお身内も全員他界されて一人暮らしされてますが、ボランティア仲間や友達が何くれと無く気にかけているのを見聞きしていたので然程心配でもなく。しかも彼女のバイタリティーを信頼しているので、コビッド19に負けたりしないであろうという根拠のない自信もありました。
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が、しかし。彼女が住むクイーンズは凄まじい状況になっているニューヨークの中でも被害が大きい地域。

2つのボランティア先にも行けず家に閉じこもっておられるでしょうし、スマートフォンもPCもお持ちではないので電話でしか話せない日々が続き。活動的で人が大好きな彼女はウズウズとした日々を送られていることであろうと気にはなっていました。
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そこで電話代が高いので長くは話せなくとも、声が聞けるだけでも…と夫に快諾をもらって電話。10分だけ話ができました。

やっぱり想像した通り98歳になろうという今も彼女は元気溌剌!ボランティアで働けないことを大変残念がって、なるべく早く復帰したいと仰っていて。

皆さんが週に2回程電話をしてくれるので有り難いけれど、退屈なこと。足腰が弱るといけないので部屋の中を歩き回っていること、共通の知り合いの近況等を話してくださり。
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加えてボランティアしていた病院が大変な状況になっていること。でもテイクアウト以外の営業を禁止されている地元レストランが毎日医療関係者に無料の食事を作って運んでいること。先日は病院に美しいブーケが地元の花屋さんから届けられたこと、等を話してくださり。

「皆で助け合っていて、ニューヨークは本当に素晴らしいわよ。人間て良いものよね」と明るく仰っていて、あぁ彼女はいつも物事の良い面を見つけては話されていたよな…と思い出しました。
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彼女に少しでも元気になってもらえたら…と思って電話したのに、私の方が元気と勇気を貰いました。私の中のニューヨークは、彼女みたいな素敵な人達で彩られているので色褪せることがありません。
posted by london-twosome at 19:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月08日

自宅隔離でも

曇ったり晴れたりを繰り返す予報の水曜日のロンドン。最高気温は23℃!現在は8℃で肌寒いですが、午後には日向ぼっこができそうな暖かさになりそうです。午後4時〜6時は少しだけ降水確率があるので、小雨が降るかもしれません。
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UKにおけるコビッド19が原因の1日の犠牲者の数がとうとう800人を上回り、イギリス中が落ち込んだ雰囲気に覆われました。今日はまた暖かくなりますが、陽気に誘われて人々がフラフラ出歩きませんように。

近所の公園を窓から眺めているとまだ理解が行き届いていないようですが、公園等で日向ぼっこをしたり、ピクニックをするのは禁止されています。周りに人が居なくて2M以上離れていてもです。毎日NHSのページをチェックして、1日も早く感染者0になるように協力したいものです。
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さて、自宅隔離に入ってから3週間。閉じ込められて、夫以外の人とも会えず…と落ち込んで、我慢・我慢の日々を送っているのかと言えば、全然そんなことはなく。お陰様で2人とも元気で(まぁ、私は2週間周期で体調を崩しますが)、割と楽しく生活しています。

色々な楽しみがありますが、その1つがクラスメイトとボランティア仲間が作ってくれたアプリのグループ。この2つのグループ内で色んなメッセージが毎日飛び交うので、異国で孤立…という気持ちを味わわずに済んでいる部分が大きいです。
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70歳以上の方や喘息等の病気をお持ちの方は原則的には買い物にも外出せず、全てを宅配やデリバリーで済ますようアドバイスが出ているので、スーパー等の宅配サービスはパンク状態が続いており。まだまだ新規顧客は受け付けず、医療関係者・高齢者および病気を患っている方以外の注文は禁止しているサイトが大多数の中で。

現在でも受注を受け付けているサイト等の情報を交換したり。混み合っていない散歩道の情報を交換しあったりと、実用的な情報交換の場としても活躍していますが。
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自宅の庭に咲いた草花の写真を送り合ったり、その日見た綺麗な風景をシェアしたりと、お互いを元気づける場としても大活躍。そんな中『笑っていると落ち込むのは難しい』という理念のもと、コビッド19をネタにした冗談も多数送られてきます。

平日の午後1時〜毎日開催されているスコットランド首相の定例記者会見にアテレコして、面白おかしく作り込んだ動画とか(いやぁ、この動画は本当におかしくて、夫と2人で涙を流しながら、お腹を抱えて笑い転げ。その日はニコラ・スタージョン首相がニュースで映る度に、吹き出す始末。Fワードを連発する動画なのでここではシェアしませんが、見つけたら是非。)、トランプ大統領がEUを訪問したニュース映像にアテレコした動画とか(これも傑作でした)。
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ドロシーが「私達OZに行くの!」と言っている有名なシーンで、警官が「No, you are NOT!」と通せんぼしている写真とか。ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオがオープンカーに乗っている写真に「この2人が迎えに来てくれたのに、今は自宅隔離しなければと断った私って偉くない?」というキャプションがつけられていたりといった、写真の冗談とか。

色んな冗談が送られてきます。私の脳は情報過多が嫌いらしく、フェイスブックでもなんでもあんまり更新されていると見る気もしなくなってしまうので、朝晩1回ずつ位しかアプリをチェックしませんが。それでも誰かと繋がっていると感じられるのは、とても有り難く感じています。
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そして結構イギリス文化を学ぶ機会も多く。特にBBC2で1980年〜1984年まで放映されていた『Yes, Minister』の一節は興味深かったです。

有事に対するイギリス政府の対応を皮肉った内容なのですが、それがコビッド19への対応にも非常に当てはまると話題になっていたらしく。見ると確かに!と膝を打つものがあり、ブラックなのですが2人で大笑いしました。
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でも、この冗談。日本政府にも全くもって当てはまると思われませんか?

今日も1日、社会を回してくれている全ての人々に感謝しつつ、楽しいことを見つけて充実した時間を過ごしましょう。良い1日を!
posted by london-twosome at 13:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月07日

首相が集中治療室に…

飛行機雲がくっきり残る青空が広がる火曜日のロンドン。最高気温は20℃で、今日も春らしい陽気に恵まれそうです。
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お陰で花粉症が酷くなってきて、鼻をかむたびに手を洗うので凄く時間が取られますが…政府からの指導は守るべく、都度都度手を洗っています。石鹸の減りが早いったらありません。

今朝は一昨日から入院していたジョンソン首相の容態が昨晩急変して、ICUに移送された事が大きなニュースになっています。1週間療養していたのに徐々に重症化したんですね。
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感染が広がり始めた頃『若者は影響を受けない』という誤った言説が広がってしまった為に、犠牲が多くなってしまった気がします。フランス、イギリスでも、健康そのものだった13歳の若者がコビッド19で命を落としていますし。

アメリカ、イギリスでも、働き盛りで健康だった30代、40代の方々が次々と命を落としています。NYCで研修医をされている方がフェイスブックで「私が働く病院で最初のコビッド19の患者が確認されたのは3月の第2週。それが今では会議室を病室に変え、一般病棟を集中治療室に変えても患者を収容できず、他の病院に回す日々。30代、40代の数時間前までは風邪の症状くらいだった人達が病状が急変して息を引き取るのを連日見なければならず、精神的にも肉体的にもギリギリの日々」というような事を日記として書かれていました。
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マンハッタンの病院で出産の際の助産師さんとして働く看護師をされている知り合いは、2週間前の時点で週5人のコビッド19患者さんの出産を担当。生まれてきた赤ちゃんも隔離する必要があるので、現場はてんやわんやでストレスが溜まっていました。

3週間前まであんなにのんびりしていたのが信じられないような戦場のような日々。なんだか自分は何不自由なく、平穏な日々をそれなりに楽しく送っているのが申し訳なく感じてしまうような世界の変わりようです。
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日本がこんな風にならないように、心から祈っています。今の内から身内であっても一緒に住んでいない人とは接触をできる限り避け、買い物も可能な限り回数を減らし、ひたすら家から出ないことを守って、自分や大切の人、そして誰かの大切な人達を守っていきたいですね。

日々の楽しみ等については、また明日。手洗い、うがい、ドアノブ・電気のスイッチ・ポットの持ち手・冷蔵庫の取手・携帯電話・PCの掃除等をしつこい位して、元気で乗り切りましょう!
posted by london-twosome at 18:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする