2019年04月15日

アランデル城の庭

曇天の月曜日のロンドン。本日の予報は晴れ。午前9時頃には雲が切れ、以降は青空が広がる予報です。最高気温は13℃。寒さが和らぐ上に太陽が出るのであれば、随分暖かく感じられるかもしれません。でも現在はかなり寒い上に、風もあるようなので暖かくしてお出かけください。

タイガー・ウッズ選手がマスターズを制したことがヘッドラインを飾っています。偶には明るいニュースがあると有難いですね。

昨日ジムで一緒になったイギリス人のご婦人とイースターの予定を話していたら、「私はカトリックなの。だから今日(日曜日)金曜日(グッドフライデー)、イースター当日とミサがあるから教会に行くのよ。でもそんなに長時間じゃないから、ミサの後は散歩したり、夜美味しいディナーを食べてワインを一杯飲めれば幸せよ。天気さえ良ければ、近所を散歩するだけで十分満足できるのよね。ここら辺は良い所ね」と仰っていました。グッドフライデーは夫の会社も休み。グッドフライデーからイースターにかけてはパブ等も閉まるようで、アメリカに比べてイースターのホリデー感が半端ありません。念の為、食料を確保しておこうと思う初めてのイースターです。
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さて、今回は前回からの続きでロンドンから電車で1時間半南に下ったアランデル(Arundel)の街にあるアランデル城(Arundel Castle)のお庭をご紹介します。
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前回は現在開催されているチューリップフェスティバルの中心であるイタリア式ガーデンの様子をご紹介しましたが、今回はそれ以外の庭です。歴史あるお城の庭なので、色んな様式がセクションごとに区切られていて面白かったです。
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庭のどこからも教会が見えます。モクレンがまだ綺麗に咲いていました。

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The stumpery Gardenと呼ばれているセクションは、倒木と草花を組み合わせた独特の庭。初めてお目にかかりましたが、なんでもビクトリア時代に流行したガーデン様式なのだとか。

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The stumpery Gardenの隣には、こんなのんびりとできるセクションが。

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生垣を通り抜けると、隣はキッチンガーデン。

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その昔はお城の台所を支えていただけあって、今でも野菜がコンパニオンプランツと一緒に植えられています。

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木の杭に松ぼっくりが飾られているのが可愛い。

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案山子も。

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ハリネズミの小屋もありました。野生のハリネズミがいるんでしょうか?

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ここでもガーデナーさんが大活躍されているようで、手作り感溢れるアーチや木組みが。

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温室の前にはノット・ガーデン(knot garden)ぽいフォーマルガーデンがあります。そこにもチューリップが咲いていました。

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ビジターからお金を貰っているせいか、説明にも力を入れているように感じました。こんなウェルカムボードがあって、有機栽培に力を入れていることや、作物はお城で(カフェでしょうか?)消費していることなどを説明。お庭で飼っている猫ちゃん2匹の名前も紹介しています。猫は実際目にしませんでしたが、フラムパレスといいガーデンで猫を飼うのはイギリスの伝統なのでしょうか?他にもナメクジ除けに撒かれているペレットは環境に有害でなく、生態系に影響を及ばさない旨や、霜よけの為に梨やクラブアップルの花に布が掛けられている旨の説明がありました。

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温室の中にも、本日特に楽しんでほしい植物の紹介ボードがありました。

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確か19世紀に建てられたと書かれていた温室には、お城で食べられるフルーツが育てられています。イチジクやレモンがなっていましたが、他にも桃やオレンジがありました。

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温室の傍には外のピクニックテーブルで休憩できる小さなカフェと公衆トイレもありました。

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ロンドンも藤が咲き始めましたが、この庭の藤も少しだけ開花していました。

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壁際にもチューリップ。

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きっと果実がなる木が壁に這わせてありました。杏とかスモモとかアーモンドあたりなのだとは思うのですが…。

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通路にはいきなりソテツが生い茂っていて不思議です。

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桜など眺めながらお城の方に戻ります。

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原っぱにも紫色のチューリップが。

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もう少し早ければ、斜面一面に黄色の水仙が咲いていたようでした。でも花は跡形もなく、葉っぱだけが並んでます。

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城壁前一面に紅白のチューリップと水仙。

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城壁を近くで見ると、透き通るような綺麗な石がはめ込まれています。

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ローズガーデンの薔薇にはまだ早く。チューリップのみぽつぽつ咲いていました。

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2019年04月14日

アランデル城のチューリップ祭り

今日も青空が広がる日曜日のロンドン。本日の予報は晴れ時々曇り。雨の心配は殆どなさそうで、最高気温は9℃。寒そうですが、行楽日和には恵まれそうです。

昨日の日帰り旅行の疲れが出ているので、早速本題です。
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さて、今回はロンドンのロンドンブリッジ駅から電車で約1時間半の距離にあるウエスト・サセックス州にあるアランデル城(Arundel Castle)のチューリップ祭り(Tulip Festival 2019)を見物した話題です。
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今週BBCの天気予報を見ていたら、お天気お姉さんがこのお城の庭から中継をしていました。BBCの朝のニュース番組『ブレックファースト』では、気象予報士の方々が天気を伝える際に、ちょくちょく季節の行事や風物詩からの中継を交えます。
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イギリス滞在中は、沢山の庭を見物したり園芸について学ぶことを目標としている私。早速PCで調べてみると、頑張ればロンドンから日帰りできる距離であることに気付き、早速足を運びました。
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アランデル城は、鉄道のアランデル駅から徒歩10分街の中心に向かって歩いた場所にあるので、車無しでも気軽に訪れることが可能な場所にありました。入場チケットには種類が幾つかあり、建物や歴史的価値のある部屋まで見物できる一番高いゴールド+チケットだと£22/大人しますが、我々は庭さえ見れれば良かったので一番安いブロンズチケットを£13/大人で購入しました。
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当日入口でチケットを購入することも可能ですが、割と長い列があったので可能であれば事前にオンラインでチケットを購入しておくと楽だと思います。特に週末は。
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アランデル城は、1068年に堀が構築されてから1,000年近い歴史を誇るお城だそうで、アランデル伯爵家に連綿と受け継がれているとのこと。でもそんなことは知らずに、兎に角庭を見物するだけに訪れました。
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私達の訪れた週末は真冬のような寒さでしたが、イギリスにしては陽光に恵まれている日でもあり。そのせいか沢山の見物客が庭を楽しんでいました。今回は庭の一部、チューリップが沢山植えられていたイタリア式庭園を中心にお伝えします。
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ゲートを入って右側に、昔はお城で暮らす人たちに魚を提供していたという池の再建工事が進んでいました。キッチンガーデンもありましたし、自給自足に近い生活をしていたのでしょうか。

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お城の周りには、早速赤いチューリップと白い水仙。

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庭へと続く小道には桜の木が数本植えられ、訪れた人々をお出迎えしてました。

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ハイストリート・ロッジという門番小屋を通り過ぎ…

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教会も通り過ぎると庭があります。一番安いチケットでもチャペルの見学は可能だったようで、ホワイトガーデンという庭があったようなので、見物すれば良かったです。帰ってから気付きました。

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庭の入口。

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左側に入るとイタリア式『Collector Earl's Garden』。

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チューリップに囲まれた噴水があったり…

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木造の四阿があったり。

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イタリア式らしく整然とした造りで、チューリップの鉢植えが配置されています。

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木で模られたヘラジカの角みたいな細かな装飾が施されています。

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チャペル側に出ると、BBCの中継がされていたチューリップの庭。

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真ん中は渦のように赤いチューリップと白い水仙が植えられ、周りを黄色とオレンジ色のチューリップが囲んでいます。

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庭の一角にはタイかどこかのようなトロピカルな雰囲気の植生が。不思議な庭です。

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ここにも木製の東屋があり、中には噴水で宙に浮く王冠が。壁にはびっしりと貝殻が貼り付けられ、モザイク画が描かれていて、なんだか竜宮城かどこかみたいな摩訶不思議な空間になっています。

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東屋には不思議な木の装飾が施されています。

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東屋のテラスからチューリップと入口を見たところ。

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Arundel Castle
Arundel, West Sussex BN18 9AB
開園時間や料金などの詳細はHPにてご確認ください。
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2019年04月12日

キューガーデン『Step into spring』ツアー

最高気温が10℃に届かず、寒くなりそうな土曜日のロンドン。明日私達は花を見物に日帰り旅行を計画しているので、朝早く。いつものように朝ブログを書く時間が取れなそうなので、金曜日の夜アップします。明日も工事でダイアが乱れるようなので、電車の旅がスムーズにいって、雨に降られないことを祈るばかり。訪れる場所は朝方は氷点下まで落ち込むようなので、寒すぎないと良いのですが。そんな訳で早速本題です。
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さて、今回は王立植物園『キューガーデン』(Kew Gardens)で入園料に含まれているため追加料金なしで乗ることができるツアー『Step into spring』に参加した話題です。
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キューガーデンでは、専門家によるツアーや講演会、クラス等も頻繁に開催されていますが、ボランティアによる無料ツアーも多く催行されています。無料と言っても入園料の支払いは必要で、専門家のツアーの多くが追加料金が別途必要となるのと違い、ツアーの為に追加料金は発生しないという意味です。
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4回足を運べば元が取れることから、私と夫はキューガーデンのメンバーになりました。そのお陰で、元々足繁く通うつもりだったキューガーデンに行く動機付けが大きくなり。ツアーにも事あるごとに乗って、知識を増やそうという気にさせてもらいました。
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ツアーの種類や時間はキューガーデンのイベントページで紹介されています。私が今回のったのは春の訪れを告げる樹木や草花を紹介してくれるツアー。
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出発は正午で、15分前までの登録が必要(と言ってもインフォメーション前に立っていたガイドさんに人数を告げて、シールを貰っただけです。名前も何も言う必要なし)。ツアーの時間は1時間で、ツアーによって違うようでしたが終了場所は日本庭園でした。特にツアーの始めに終わる場所についての説明はありませんでしたので、時間がタイトな方は事前に確認しておくと良さそうです。
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ツアーの始まりはインフォメーションセンター。そこから桜並木を抜けて、樹木園(Arboretum)の方へ。

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イギリスでは樹木の種類ごとにチャンピオンを決めているそうで、チャンピオンに選ばれた木には青い名札がつけられているとのこと。木の優劣は種類によって選定方法が違うそうですが、高さや樹冠の広さなどで決められるそうです。

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もう直ぐ花が咲きそうなtulip tree(Liriodendron tulipifera:ユリノキ属)。ロンドンでよく見かける木であると思われます。

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Forsythia(レンギョウ)も道端で頻繁に見掛ける垣根です。

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Liquidambar styraciflua(モミジバフウ)も蕾が膨らんでいました。

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Fritillaria meleagris(コバンユリ)が咲くのは通常5月初旬が多いらしく、2月の暖かさが影響したのであろうという話から、キューガーデンでは季節学(Phenology)を50年前から研究を始めていたという紹介がありました。

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帰化植物(多分ニュージーランドから来た)であるネギが、固有種のネギを駆逐する勢いで勢力を拡大していることが紹介されていました。

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こちらが元々イギリスで自生していたネギ。食べられているのは、キューガーデンには野生のウサギがいるから。

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驚いたことに既に少しだけとは言えブルーベルの花も開いていました。

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樹木園には立派な木が並んで回廊のようになっている場所もあります。

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右を向けばテムズ川。

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Sackler Crossingと呼ばれる曲線を描く橋は2006年に完成。

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木の根っこが空気を得る為に地表に表出した構造の名前を教えてもらったのですが忘れてしまいました。

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橋を渡った場所にキューガーデンで一番樹齢が長い木が立っています。他にも沢山大きくて高い木があるのに、これなんだ!と驚き。

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スギ(cedar wood)にも、緑の葉や銀色の葉など色んな種類があることも示してくれたり。

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リンゴの花も咲き始めてました。

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Holly(モチノキ属)の花も綻んでます。

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パゴダの方に歩いた場所にあるこのナシの木はとても希少な種類なのだそう。

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Plymouth pearというこの梨の木は保護の対象になっている珍しい木とのこと。

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蜂にも大人気でした。

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桜など見ながら日本庭園へと歩きます。

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勅使門横の太白桜は散り始めで、花弁で芝生が白く染まっているのも美しかったです。

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普段はツアーに組み込んでいないそうですが、チフーリの作品が配置され、桜が満開で『ZEN』な日本庭園は特別なので急遽ツアーの終着点にしたとのこと。

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日本庭園にはPrunus 'Asano'や…

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Prunus 'Hokusai'といった桜が咲いています。

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posted by london-twosome at 23:17| Comment(0) | ガーデン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする