2020年09月03日

ジャパンハウス・ロンドンの『RENOVATION: Kimono & Sustainability』展

今にも降り出しそうな木曜日のロンドン。本日の予報は、曇り時々雨。午後7時までは降ったり止んだりを繰り返しそうなので、お出かけの際には傘を携行したほうが良さそうです。最高気温は21℃。ここ数日、日中は羽織物が不要な暖かさです。
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アロットメントを利用する人が多いからか、庭を持っている人が多いからか、はたまた文化なのか、イギリスでは庭や畑仕事をしている人が多く感じます。勿論、私自身が緑がもたらすコミュニティーを作る力や人を癒やす力に興味があるからということも多大に影響しているとは思いますが、それを差し引いても土いじりが広く国民に浸透しているようです。
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元クラスメイトで構成されているチャットグループでは、『人が自分の持つ力を実感できる時:お金 20%、地位 30%、自分で育てたトマトを収穫した時 78%』みたいなグラフが送られてきて、皆さん凄く共感してましたし。夏の間に育ったズッキーニ(イギリス英語ではコルジェット)やトマト、じゃがいも自慢に発展してました。
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今朝のBBCニュースでは、オーガニックに育てた作物を地域で集めて、助けが必要な家族に届ける試みを紹介していました。珍しい作物も多いので「料理の仕方がわからない」という声に応え、育てた方がレシピまでつける様にしているのだとか。
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周りの方々も、散歩の途中で摘んだ実や草花を食べていたり。アロットメントで収穫した作物で料理したり、チャツネやジャムを作ったり。庭のバラや花を切り花にして飾っていたり。ひと手間掛けて丁寧に暮らしている印象です。
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少しお歳を召した方達と話していると、イギリスの高齢者って昔の日本人と同じような質素な暮らしをしていたんだなーと感じます。「僕は田舎育ちだったから、学校まで片道1時間歩いてたんだよ!」とか「トイレットペーパーに血眼になるなんて信じられないね。僕が子供の頃なんて、新聞紙を小さく切って重ねて置いて、揉んで柔らかくしてからトイレで使ってたんだから」とか「俺なんて、そこらへんで摘んだ葉っぱをトイレットペーパー代わりにしてたよ」とか。
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ここ40年で世界はガラリと変わってしまって、私達は知恵や工夫、耐性を失って、小さな喜びを見つけ難くなってるのかもな〜なんて、時々内省しています。
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さて、今回はジャパンハウス・ロンドン(Japan House London)で2020年9月7日まで開催されている『RENOVATION: Kimono & Sustainability』(きもの - リノベーション)展の感想です。
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静かな空間に美しい工芸品が並ぶジャパンハウス・ロンドンは癒やしの空間。ロックダウン中は勿論訪れる事ができませんでしたが、現在事前に無料の時間指定されたチケットをWEBで入手することを前提に、1階のみオープンしています。

再オープンのお知らせメールで宣伝されていた、モダンなデザインの着物の展覧会。着物が好きですし、久し振りにカフェで美味しい『喫茶店のコーヒー』やお茶を飲みながら和菓子をつまみたいと思い。のんびり散歩がてら足を運びました。
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時間に到着すると、意外なことに入り口で数組のグループが入店を待っていました。入り口では入念にチケットが確認される上、サニタイザーを使い、職員さんから「衛生上の問題から、商品に絶対に手を触れないように。商品を見たい場合は、職員がアシストします」という説明があります。

店内は一方通行になっていて、ガラスで仕切られた空間には1グループしか入らないよう注意書きがされています。地下へは行けないようになっており、2階にある和食レストランは9月4日(金)から営業を再開するそう。
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お知らせを見た際には勝手に着物の展覧会は地下の展示スペース(安野さんの展示がされていた広いスペース)で行われていると思いこんでいたのですが、1階に2箇所スペースが設けられているのみでした。加えて通りに面したショーウィンドウに数点の作品が展示されているのみ。

カフェも営業しているのですが、以前は1階に設置されていたテーブルや椅子が全て片付けられており。壁に面して設置されていたスツールが並ぶ飲食スペースも無くなっていたので、ドリンクやお菓子を購入しても、外に持ち出すしかありません。
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とは言え、墨田区で活動されている女性着物作家『Takahashi Hiroko』さんは、古い着物を染め直して斬新な柄に仕立て上げているのだそうで。よく見ると古典柄の織りや刺繍がドット柄の下に残っていたりして、絹の質感も素晴らしく、やっぱり着物って良いなーと感じ入りました。

着物はサイズの違いが洋服ほど問題にならず、親から娘へ、そして孫へと代々受け継がれてきたこと。染め直しができるので、非常にエコロジカルであることが説明されていて、ロンドンっ子達も熱心に眺めていました。
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地下のトイレが使えないのが不便に感じますし、カフェでイートインできないのが残念ですが。これから徐々に展示スペースが広がり、利用方法が増えていきますように。

なにはともあれ、このような状況で営業を再開してくれただけでも嬉しかったです。また静けさを味わいたい時に足を運びたいと思います。
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2020年08月11日

テート・ブリテン『オーブリー・ビアズリー』展

薄く霧が出ている火曜日のロンドン。本日の予報は晴れ。ただ夜は降水確率が上がってくるようなので、もしかしたら雨が降る場所もあるかもしれません。最高気温は35℃。今日も暑そうです。
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タイムズ紙に「自分が若く無いのは知ってたけど、政府がCovid-19の第2波が来たら50歳以上の人をシールドすることを検討した時(止めたけど)、え?!私って年寄りなんじゃん!と初めて思ったわ」と冗談めかして書いているエッセイが掲載されていました。確かに…と読んでいて思ったものです。
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夫が50歳を超えた時、あと何年一緒に過ごせるかわからないな〜と突然しっかり認識し。以降、週末も入れていたボランティアを止め、2人で過ごす時間を意識的にきちんと作るようになりました。現在もそれを続けていますが、ロンドンのボランティアは週末しか集まらない物も多くて、なかなか厄介だったりも。
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でもCovid-19で愛する人を失った人達のインタビューを目にすると、今の生活がとても恵まれていることを認識して、夫との時間を大切にしようと改めて思います。体を動かして、2人で元気に時を重ねていきたいものです。
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さて、今回は2020年9月20日までテート・ブリテンで開催されている『オーブリー・ビアズリー』展(Aubrey Beardsley)の感想です。
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この展覧会は、本来であれば2020年3月4日〜5月25日まで開催される予定でした。予定通り開いたものの、Covid-19が出始めた頃で躊躇していたら、ものの1週間少しで公共交通機関を使わないようお達しが出て。その後直ぐロックダウンで、閉館してしまいました。
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とても楽しみにしていた展覧会だったので凄く残念だったのですが、ようやく2週間程前にテート全館が再び門扉を開きました。勿論、今まで通りとはいかず、来館には必ず事前予約が必要。
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入館時間が30分毎に細かく指定されていますので、お気をつけください。因みに、無料で閲覧できる展示を見る際にもチケットは必要ですので、事前予約をお忘れなく。
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ビアズリー展は有料展示。一度入場してしまえば、展示室を出ない限り滞在時間は制限されませんが、トイレの利用の為に部屋を出てしまったら再入場できるかは不明。入る前にトイレを済ませておいた方が安心です。
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ビアズリーは25歳という若さで、結核で命を落とした天才画家/詩人。創作期間はたったの5〜6年でしたが、作品数が多く、年代毎・挿絵を担当した雑誌毎に分けられた展示は見応え満点でした。
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細かい絵の説明は全然読まなかったにも関わらず、2時間かかりました。ソファーが設置されているので、座って休みつつ絵を眺められますが、結構疲れました。
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2メートルのソーシャルディスタンスを保つことが義務付けられていますし、入場者数を制限するためのチケットですが、個人的には人が多く感じられました。直ぐ側に寄って来る人が多くて、度々自分が移動する羽目に。
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全員のマスク着用が義務付けられていますし、皆さん鼻まで覆ってきちんとされてましたが…シールドされていた方で、人が近寄るのが怖いというような方にはお勧めできない気がします。そうでなければ、自分が避ければ良いので、鑑賞に集中できないほどではありませんでした。
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ビアズリーの作品は圧巻。画面で観ていた印象よりも、無駄が一切なく。緻密なのに明晰でごちゃごちゃしていない。クリアで透明感があり、柔らかな線を多様しているのに、受ける印象は硬質。

とっても魅力的な作品ばかりで、非常に感銘を受けました。見れてよかった!とってもお薦めです。
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あんまり素敵だったので、この感動をお裾分けしようと、ボランティア仲間や元同僚に投函する用の絵葉書を4枚購入しました。暑中見舞いを頂戴した方達や、アートが大好きな人達に便りをしたためたいです。

こんな状況でなければ、もう一度見たかったな〜と思うほど、満足しました。因みに、私達は利用しませんでしたがテート・ブリテンのカフェは『Eat Out to Help Out』に参加しています。

Aubrey Beardsley展の詳細はHPにてご確認ください。
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2020年02月23日

ブリックレーンのストリートアート

今にも降り出しそうな日曜日のロンドン。本日の予報は雨のち曇り。午前中は雨が降り風も強く吹くようなので、出掛けるのであれば午後2時以降が安心そうです。最高気温は14℃。春のような気温になるとのこと。明日も雨になりそうですし、春はなかなか晴れませんね。

ボランティア仲間にばったり会い挨拶したら、その日の朝に南アフリカ共和国から帰宅したばかりでした。ニューヨークでも感じましたが、南アフリカはバケーション先として人気があります(ボランティア先のスタッフさんは、教職に就くことを検討していたりも。母国語が英語だと、働きながら住む国も選択肢が広いです)。ニューヨークから訪れたボランティア仲間は「南アフリカには他の地域では見られない植生が見られるの」と2週間に亘って海岸に迫る崖の上の植物や海岸線に生きる植物を観察する旅をしてました。この前のクリスマス休暇に旅したイギリスのボランティア仲間は、ペンギン等の野生動物を見るために訪れたのですが「記録的な大雨が降ってペンギンの居る海岸線に行けなかったの」と残念そうでした。一方ばったり会ったボランティア仲間は「凄く暖かくて乾燥していて楽しめたよ」と満足そうでした。

彼も目眩に悩まされているので、ご自身が試して良かった事は情報共有して下さるのですが。「南アフリカに居る間は体調が良かったよ!もしかしたら乾燥していると目眩の原因になる炎症が起きにくいのかもね?」と仰ってました。花粉症が酷くなる春先は目眩も悪化するので、確かに気候も関係しているかもしれませんね。乗り物酔いしたり、倦怠感に悩まされる友人が「ニュージーランドに居る間は、乗り物酔いし難かったし、体調も良かった!」と言っていましたし。こんなに皆悩んでいるのですから、原因が判明すると良いのに…。
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さて、今回はロンドンの東にあるブリックレーン(Brick Lane)で見掛けたストリートアートのご紹介です。
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今回もずらーっと写真を並べます。
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posted by london-twosome at 01:06| Comment(0) | パブリックアート・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする