2019年05月16日

テートモダン『DOROTHEA TANNING』展

雲一つない快晴の木曜日のロンドン。本日の予報も晴れで、最高気温は17℃。お庭を持っている人達は水遣りで大変でしょうが、用事を済ませるには良い天候です。残念ながら週末の予報は曇りや雨のようですが、これだけ晴れが続くと文句は言えませんね。

イギリスにおける貧困問題が連日ニュースで取り上げられます。歯ブラシや歯磨き粉を買うお金がない為に歯が腐って抜け落ちてしまう子供が結構な%いるとか。服を洗えない子供たちの為に洗濯機を用意している学校が出てきているとか。子供たちが健康で清潔に暮らせるように学校側が配慮を強いられるので、学業に影響が出始めているとか。先生がポケットマネーで子供たちの面倒をみるケースが増えているとか。見ていると問題が山積しているようで、裕福な国なのに…と不思議に思います。何とかしなければいけませんね。
*********************************************************************
さて、今回は2019円6月9日までテムズ川の南岸に位置する美術館『テートモダン』(TATE MODERN)で展示されている『DOROTHEA TANNING』展の感想です。
2019-04-08 14.11.21.jpg
ドロテア・タンニング氏は、アメリカ出身の芸術家。主に1940年代から1970年代にかけてシュルレアリスムの作品を制作し、配偶者であるマックス・エルンスト氏と共にアリゾナやフランスに住み創作活動を続けたとのこと。私は全然彼女の作品を知りませんでしたが、新聞で良い評価を受けていましたし、テートから送信されるメンバー向けの情報で読んで興味を持ちました。
2019-04-08 14.15.52.jpg
今回の展覧会では、彼女の25年間に亘る創作期間をいくつかの時代に区切り、部屋ごとに時代背景と共に展示しています。住んでいる場所や内面的な変化に伴い、作風が大きく変化していく様をつぶさに鑑賞できます。
2019-04-08 12.48.57.jpg
初期の作品は、シュルレアリスムという言葉から私が想像する通りの印象で、細かく写実的に心象風景が描かれていました。あり得ない風景が、リアリティーを持って目前に出現するような作品。
2019-04-08 12.50.24.jpg
どちらかというと硬質で冷たい雰囲気の作品が多く、ゴシック調という感じ。それがもがき苦しんでいる感じが伝わるアリゾナ時代を経て、フランス時代には、抽象的な作風になり、柔らかな色合いや線が多く使われるように変わっていったようでした。
2019-04-08 12.50.49.jpg
ご本人は同じような問題意識を持って同様に制作を続けたと感じられていたようですが、私の眼には全然違う作風に映り興味深かったです。全部で1時間半でサクッと鑑賞でき、サイズ的にも疲れ過ぎず丁度良かったです。
2019-04-08 12.51.27.jpg
4月上旬だったので、ロンドン・アイの前にある白い桜の並木が綺麗でした。

2019-04-08 12.53.28.jpg
南岸の遊歩道はスクールトリップとヨーロッパからのイースター休暇を楽しむ人々で大賑わい。

2019-04-08 12.53.44.jpg

2019-04-08 12.56.46.jpg
テムズ川を眺めながらウエストミンスター~セントポール寺院を眺められる南岸の遊歩道はお気に入りの散歩道の1つ。

2019-04-08 14.07.08.jpg

2019-04-08 14.07.25.jpg
テートモダンのテラスからの眺め。

2019-04-08 14.18.03.jpg
DOROTHEA TANNING
2019年6月9日まで展示中
詳細はテートモダンのHPにてご確認ください。
posted by london-twosome at 14:59| Comment(0) | パブリックアート・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月10日

SoHoのストリートアート

霧で真っ白な金曜日のロンドン。本日の予報は曇り時々晴れ。但し午後は俄雨が降る可能性があるようです。最高気温は16℃。現在は10℃になっておらず涼しいですが、段々と気温が上がり大体昨日と同じ位の気温になりそうです。昨日は強い雨が降り、またまた雨漏りして対応に追われました。日曜日からは天候が回復するようなので、待ち遠しい気持ちです。

BBCラジオのパーソナリティを務める男性が、チンパンジーの写真にロイヤルベイビーというキャプションを付けてインスタグラムに投稿して大問題になったそうで、ラジオから降板が決まったとのこと。面白い冗談だと思ったんですかね…何というか、心底呆れてしまいます。ミーガンさんが黒人であることが一部の人の間で結構問題にされているようですね。この赤ちゃん誕生にまつわる記事を読んでいて初めて知りました。

赤ちゃんをお披露目した写真で、抱っこしていたのがハリー王子だっただけで褒め称える記事が出ていて、なんだかなぁーと思ってしまいます。勿論、いくら遅くても変化がないよりもましというトーンではあったのですが。でも、これは王室に限ったことでなく、大体のケースにおいて赤ちゃんのお披露目時にはほぼほぼいつも女性が抱っこをしているのだそうです。全世界的にある、『子育ては女性の仕事』という考えを変えるのには時間が掛かりそうですね。でも、始めなければ変わらないので、日々の言動に注意したいと思います。

今日は用事が詰まっているので、簡単な本題です。
*********************************************************************
さて、今回はSoHo周辺で見掛けたストリートアートのご紹介です。
2019-03-30 12.46.06.jpg
頻繁に塗りつぶされては新しいストリートアートが出現するSoHo周辺。この日はBrexitのゴタゴタに対する苛立ちからか、政治家(や女王陛下)のアートが多数ありました。
2019-03-30 12.46.10.jpg
メイ首相と労働党党首のジェレミー・コービン氏でしょうか?

2019-03-30 12.46.25.jpg
トレードマークのヒョウ柄のハイヒールを履いてますね。

2019-03-30 12.46.34.jpg
EUの傀儡だって言いたいのでしょうか?

2019-03-30 12.46.55.jpg
既に誰か分かりません。ニュースで見たとは思うのですが…こういう登場人物を知らないのが、外国にいるんだなーと感じます。もっと勉強せねば。

2019-03-30 12.47.09.jpg
メイ首相が履いているヒョウ柄のハイヒールは新聞の風刺画でもよく目にします。よく履いているんでしょうか?それとも特別な出来事があった時偶々履いていたのでしょうか?はたまた人目を引いて話題になったのでしょうか?

2019-03-30 13.51.20.jpg
クラシカルな看板は珍しくないロンドンですが、こんなふざけた看板は珍しいので、思わず撮影。

2019-03-30 14.06.54.jpg
色んなアーティストの作品が次々上書きされていきます。

2019-03-30 14.07.00.jpg
隙間を見つけてすかさず描いています。

2019-03-30 14.13.54.jpg
これはストリートアートではなく、カフェの前に置かれていたサンドイッチボードですが。

2019-03-30 15.33.36.jpg
至る所にストリートアートがあります。

2019-05-05 14.05.46.jpg

2019-05-05 14.05.51.jpg

2019-05-05 14.05.57.jpg

2019-05-05 14.06.03.jpg
少し離れたフィッツロビアにも同じアーティストの作品がありました。

2019-05-05 15.14.22.jpg
posted by london-twosome at 06:01| Comment(0) | パブリックアート・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月24日

テートモダンの『FRANZ WEST』展

今にも降り出しそうな水曜日のロンドン。本日の予報は曇り時々雨。太陽が少しだけ顔を覗かせる時間もありそうです。イギリス全体では雷雨になる場所もあるそうで、この雨を境にまた涼しくなると予想されています。本日の最高気温は18℃。午後3時~6時頃が一番雨が降りそう。お出かけの際には折り畳み傘を持った方が良さそうです。

自称イスラム国がスリランカのテロに対して犯行声明を出したことがトップニュースになっています。死亡者数が359人に上り、被害者のお葬式が執り行われ始める中、まだ攻撃が起こる可能性を懸念して町は静か。観光客の姿がすっかり消えてしまった為、経済的打撃も大きいと思われるそうです。

イースター休暇で、ドイツの友人がオランダの海辺の町を訪れ毎日ハイキングやサイクリングを楽しんでいる旨の絵葉書を送ってくれました。でも「ブレグジットを生き延びてる?私達はドイツに居るのに、あまりの事に開いた口が塞がらないわ!」とコメントが。彼女たちも数年ロンドンに住んだことがあるので、余計に他人事とは思えないのでしょう。半年の猶予を貰ってからすっかりニュースにならないのですが、またのんびりしてると何も決められずにハロウィンになっちゃうよ?と思う今日この頃です。

夫が無事に出社したようで一安心です。時差ボケでほぼ眠れないまま働いているようなので、あんまり仕事にはなっていないかもしれませんが…。私はといえば、昨日も体調不良でお休みを貰う旨の連絡をして横になったらいつの間にか眠っていたようで、目が覚めたら午後4時でひどく驚きました。でも夜も普通に眠りましたし。月曜日から寝てばかりいます。今日も微妙な感じ…なるべく出掛けたりしたいのですが。
*********************************************************************
さて、今回は南岸にあるモダンアート美術館であるテートモダン(TATE MODERN)で2019年6月2日まで開催されている『FRANZ WEST』展の感想です。
2019-03-20 11.59.15.jpg
テートのメンバーになったので、時間を見つけてはテート・ブリテンとテート・モダンの展覧会に足を運んでいます。先月テムズ川沿いを散歩がてらテート・モダンに足を運び、フランツ・ウエスト展を見てきました。
2019-03-20 12.00.07.jpg
フランツ・ウエスト展は£13のチケットが必要ですが、メンバーであれば無料で見ることができます。但し4月26日(金)にユニクロ・フライデーが開催され無料で入場することが可能。チケットには限りにがあるので、事前に登録することを推奨しています。
2019-03-20 12.01.46.jpg
また展覧会は新しい方の建物の2階で開かれているのですが、建物前の広場でもいくつかの作品が展示されていて無料で楽しめるようになっています。また2階の廊下にも手拍子に反応してライトの色が変わる作品や彫像、作品の制作過程を紹介する動画が展示されているので、そこも無料で鑑賞可能。
2019-03-20 12.02.50.jpg
私が訪れた平日の昼間には、廊下にある窓枠にあるベンチに座ってランチを食べる人たちで賑わっていました。清潔な公衆トイレもあるので、無料でアートを楽しみながらランチブレイクをすることも可能。
2019-03-20 11.54.32.jpg
バラマーケットから徒歩20分位の場所でもあるので、マーケットで名物のサンドイッチなんかを買い込んで、ここでのんびり食べることもできるんですね。テート・モダンのカフェはいつも混んでいるので利用したことがないのですが、こっちの建物に来ればいいんだーという発見がありました。
2019-03-20 11.59.42.jpg
広場にパブリックアートとして設置されている作品群は、見る角度によってザ・シャードが一緒に目に入ったり、いくつかの作品が重なって見えたりという面白さがありました。屋外に設置されるのに向いている作品だと感じます。
2019-03-20 12.00.41.jpg
肝心の展覧会は、ウエスト氏のアート教育を受けずに問題を抱えて、自己流で魂の叫びのように制作を始めた過程が年代毎に分かりやすく展示されていました。最初はポルノ紙に挿絵を描いて食べていたそうで、始めの数部屋は男女が絡んでいるようなアートばかりです。お子さんと見るには向かない展示かも?
2019-03-20 12.03.25.jpg
インタラクティブであることも大切にしている氏の作品らしく、誰にも邪魔されずアート作品と戯れることができるカーテンで仕切られているスペースまで用意されています。皆さん作品を手に取ってみたりしてました。
2019-03-20 12.02.18.jpg
最後には彼のリビングルームが再現されていて、彼の本棚などを眺める機会もあります。こんなに人物像に迫る展示も珍しい気がします。
2019-03-20 11.52.40.jpg
対岸に見えるセント・ポール大聖堂。

2019-03-20 11.32.13.jpg

2019-03-20 11.32.49.jpg
OXOタワー近くにあるマーケット。

2019-03-20 11.30.35.jpg
ロンドンは意外と緑地が多いせいか野鳥をそこかしこで見掛けます。

2019-03-20 11.25.24.jpg

2019-03-20 11.25.41.jpg
サウスバンクセンター前に登場したアートのようなベンチ。いつ通っても子供たちがよじ登っていたり、若い女の子のグループがセルフィーを撮影していたりと人気です。

2019-03-20 11.20.05.jpg
対岸のウエストミンスター。

2019-03-20 11.19.41.jpg
ロンドン・アイの中でヨガをする何てイベントをよく見かけます。ちょっと気持ちいいかも?

2019-03-20 11.17.25.jpg
ホテル前にあった巨大イースターエッグ。

2019-03-20 11.18.37.jpg
TATE MODERN
Bankside London SE1 9TG
開場時間や交通機関などの情報は美術館のHPにてご確認ください。
posted by london-twosome at 01:45| Comment(0) | パブリックアート・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする