2019年10月28日

秋のヒーバー城のレイクウォーク

快晴の月曜日のロンドン。午後は雲が出るようですが、雨の心配はなさそうです。最高気温は11℃。昨日から引き続きの秋晴れで気分爽快です。

またまた地下鉄が大幅遅延しているので、早めに家を出ねばなりません。その為、早速本題です。EUが期限の延長を認めてくれますように!またISの首脳が殺害されたため、ヨーロッパの何処かでテロが起こる危険性が高まっているそうです。皆様気をつけようが無いとは思いますが、不審な人や物に気を配って、いつもよりも心がけて他人に明るく優しく接して、安全に過ごしましょう。
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さて、今回は前3回書いてきたケントにあるヒーバー城(Hever Castle)の敷地にある、池を巡る遊歩道(LAKE WALK)を秋の風情を楽しみながら散策しましたので、その風景のお裾分けです。
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イタリア庭園の直ぐ前にある池から遊歩道がスタート。

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この日は天気予報で想像していたよりもよっぽど晴れ、青空が広がったので気持ち良い景色です。

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お子さんに人気の水の迷路を過ぎて、芝生の中を進み…

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少し進むと、ワイルドフラワー・メドウが現れます。

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HPで見ると色とりどりの野草が咲き乱れてとても綺麗ですが、流石に花の種類も数も減っています。

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とは言え、写真ではよくわかりませんがまだまだ美しい風景で見入りました。

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この草原が花で一杯の時に訪れたら感動するでしょうね〜。

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川と池の堺に架けられた橋。今回は増水して橋すれすれまで水面が迫っていて渡るのが怖いくらいでした。

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池の反対側からイタリア庭園のテラスを見るとこんな感じ。

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ここまで来ると殆どビジターが居なくて、とっても静か。

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前日まで雨が降り続いたので、池が満水。春には湿地に生える水草が茂っていた辺りも水没してました。

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もう少し進むと対岸に茶室(JAPANESE TEA HOUSE)が見えます。

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茶室の対岸には太鼓橋(風)。

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まだ紅葉のピークではありませんでしたが、所々で色付いた葉っぱが楽しめました。

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道沿いには栗やどんぐりが。沢山落ちていたので、お子さんと実を拾って工作できそうです。

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ボートハウスの周りも黄色の葉。

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2019年10月27日

アン・ブーリンの思い出の地『ヒーバー城』

冬時間に突入した日曜日のロンドン。本日の予報は晴れのち曇り。最高気温は13℃ですが、夜は2℃まで冷え込んで昨日までに比べて寒くなるとのこと。でも昨日もしとしとと雨が降り続いて強風が吹いていたので、秋の散歩が楽しめそうで嬉しいです。

昨日は横浜でラグビーワールドカップのイギリス対ニュージーランドの試合が戦われました。こちらでは午前9時からだったのですが、一度はきちんと観戦しようとパブをサーチしたものの、適当な近所のお店が見つけられず結局自宅で見ました。金曜日の無料新聞(フリーペーパー)では「試合を理解してるふりして、点が入ったタイミングでなんとなく国旗の絵文字(Emojiは立派な英単語になってます)をソーシャルメディアに送ってるそこの貴方!歴史的な試合の前にルールを理解しよう!」という見開き1ページの特集が組まれるほどの気合の入りよう。意外とお仲間が多いんですね。

でも夫にルールを解説してもらいながら観戦したら、意外と楽しく。今まではボランティア仲間に「ラグビー観てる?」と聞かれても「トライはしてるけど、ルールが分からないからイマイチ楽しめないんだよね〜」とか言っていたのですが、来週こそは朝からパブに出掛けて観戦しようかな?と考えてます。今朝は今日ウェールズが勝てば、来週はイギリス対ウェールズの決勝戦だ!と盛り上がっています。本当にそうなったら、ロンドンは盛り上がるでしょうね。
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さて、今回はロンドンから電車で1時間弱南にあるケントのチューダー朝からのお城『ヒーバー城』(Hever Castle)の建物を見学した感想です。
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春に訪問した際にはお庭と自然道しか見物しませんでしたが、今回はアフタヌーンティーをする為に『Castle & Gardens』チケットの購入をせねばなりませんでした。春ほど花が多くは無く時間に余裕があったこともあり、お城をちょっと見学しました。
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ヒーバー城は、エリザベス1世の母君でヘンリー8世の2番目の妻であったアン・ブーリンが幼少期を過ごしたお城です(出生地は不明のよう)。アン・ブーリンは思春期をフランスで過ごし、教育も社交界デビューもフランスで行ったためヒーバー城で過ごした時間は長くはない筈ですが、病気に掛かったり、心が弱ったりすると戻る居城であったことから、アン・ブーリンファンの間では聖地のように特別視されているようです。
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この夏YouTubeでイギリスの歴史に関するドキュメンタリーを見ていたのですが、その流れで『The Anne Boleyn Files and Tudor Society』というチューダーに関する情報を著者が発するチャンネルに嵌り。特に著者/YouTuberがアン・ブーリンのファンであることから、自然と興味を持つようになりました。その流れでアン・ブーリンに関する本をオーディブルで購入して聞き終わる程に。
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そのような経緯で俄然ヒーバー城自体にも興味が湧いたので、今回はお城の見学も楽しみにしていました。お城の公開時間は庭より短く、正午〜午後4時半まで(季節により変わります)。
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元々の建物は13世紀に遡るそうですが、その建物は残っておらず。アン・ブーリンの父親であるトマス・ブーリンが1462年頃、現在の入り口付近にある邸宅を建てたようです。とは言え、20世紀初頭にアスター家が買い取って大改築をした際に大幅に手が入れられており、何処までがチューダー時代の建造物なのかは解りませんでした。
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しかしながら、それまでは建物内で移動する際には個々の部屋を通り抜けるか1回外に出るかしか無かった構造を、廊下を作ってプライバシーを確保しつつ雨の多いイギリスで外に出ずして任意の部屋へと移動できる構造がチューダー時代に発明されると、お金持ちのトマス・ブーリンは早速採用。ヒーバー城には長い廊下が存在して、その富と地位を見せつけていたと、お城のキュレーターの方が説明されている動画を見たので感心して本物を眺めたり(因みに廊下の説明はフラムパレスでも聞きました)。
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実際にはどんな容姿だったか定かではないアン・ブーリンですが、一番似ているのではないか?という説もあるらしい肖像画が飾られているので、感慨深く眺めたり(ウィキペディアには『特に魅力的な容姿では無かった』と記載がありますが、それはフランスから派遣された外交官でバリバリのカトリック勢力、つまりヘンリー8世の一人目の妻を絶対的に支持していた為にアン・ブーリンを『愛人』(concubine)とか呼んでいた人が記した記録だと思うので、信憑性が低いと考える学者さんがいます。確かに皆が認める美女という訳でも無かったようですが。)。
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細くて急な階段を登るとアン・ブーリンの寝室がありますが、それはここら辺の空間に寝ていたであろう、という位の感じらしいです。お城を見ると全然そんな感じはしませんが、動画で説明されていました。

それというのも、チューダー朝の時代には個室という概念が王以外はなく、家族は貴族であっても一つの広い部屋にベッドを置き、それぞれのスペースを布で仕切って寝るのが一般的だったからなのだそう。多分、ドアが設置されたのは時代が下ってからなんですね。その説明を聞いて、何故天蓋付のベッドが昔の高貴な方のベッドには多いのかを初めて理解しました。
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加えてヘンリー8世の部屋なるものもありましたが、史実にはヘンリー8世がヒーバー城を訪れたという記録は無いとの事(これも動画で見たので、お城の中には記載は無かった気がします)。訪れなかったという証拠も無い=アンを愛していたヘンリー8世が訪れない訳はない、という希望的観測に基づく展示のようです。
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そんな風に歴史に忠実というよりは、後に映画やドラマの舞台として使われた場所という位のテンションで見学した方が良い気もしますが。しかしアン・ブーリンが幼少期およびヘンリー8世と結婚するまでの短い期間をこのお城の、同じ空間で過ごした事は確かなので、歴史の息吹を感じて想いに浸るには十分だと感じました。
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チューダー朝に興味がある方は必見のお城。さして知識や興味がなくとも、庭や敷地と併せて建物も総合的に美しいので満足がゆく展示内容でだと感じました。
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2019年04月29日

ヒーバー城へ鉄道日帰りの旅

霧が出ている火曜日のロンドン。本日の予報は曇り後晴れ。最高気温は18℃。雨の心配はほぼ無さそうです。

今朝はBBCでも日本の元号が変わることを報道しています。経済指標を報道する際に、ついでみたいに「日本の市場はお休みです。現在日本は元号が変わることを祝って長期の祝日に入っています」みたいにさらっと触れている感じですが、現行天皇が式典を執り行う為に移動している動画も一瞬流していて、結構興味がありそうです。

夫が無事帰宅して、日常が戻りました。夫が不在でも午前5時半に起きて、ジム行って…という生活は変わりませんが。今日も眩暈がしていますが、活動はできそうです。眩暈に苦しむ人って多い気がするんですよね…なんで原因&治療法が解らないのでしょうか。
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さて、今回はロンドンから鉄道に乗ってヒーバー城(Hever Castle)に日帰り旅行をした際に知っておくと便利だと思われる物事です。
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以前も記載した通り、ロンドンからの鉄道はサザン鉄道(Southern Rail)に乗りました。私は荷物が無く、20分~25分歩くのが苦にならないので一番の最寄り駅である『Hever』駅から歩きましたが。駅からヒーバー城までの道は田舎の細い道で歩道がありません。
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荷物がある、健脚ではない、お子さん連れ等で25分も歩道の無い道を歩けない場合は、一つ前の『Edenbridge Town』駅で降りてタクシーに乗ることをお城側は勧めています(Heverにはタクシー会社が無い)。また予め到着時間を決めた上で、タクシーの予約をした方が良いとのこと。Relyon Carsという会社ですので、アレンジをお忘れなく。
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ヒーバー駅は無人駅。駅舎も無く、従ってトイレもありません。駅の周りにも店なんてものは皆無。お城に着くまでトイレを使ったり、ドリンク等を購入することができませんので、そのつもりで電車の中でトイレを済ませておいたり、ロンドンの駅で予め必要な物は購入しておく必要があります。因みにお城まで営業しているお店は一軒もありませんでした。
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駅にお城への地図が貼ってありますし、お城のHPでは標識に従って行けば分かるように書いてありましたが、私は迷いました。念の為、スマートフォンで地図検索ができるように充電をしっかりすることもお勧めです。残念ながらサザン鉄道のファーストクラス以外の車両には電源はありませんのでそのおつもりで。
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駅からお城迄の道は牧場や豪邸がある牧歌的な風景。春らしく子羊が草を食んでいたり、馬がパカパカと歩いていたり、野ウサギの親子が3匹でひょこひょこ牧場を横切っていたりしました。子ウサギや子羊が春らしくて、凄く可愛かったです。
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春らしいと言えば、道路脇にもブルーベルが沢山咲いていました。流石ケント。緑溢れるイギリスの田舎らしい風景が広がります。とは言え、割と交通量があるのでお気を付けください。
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ヒーバー城には、入口ゲート近くやローズガーデン横など困らない程度にトイレがあり、ローズガーデン横のトイレは割と清潔でした。ただ池の周りを歩くルートの方にはトイレがありませんので、お気を付けください。
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もう少し暖かくなると売店も開き、色んな場所に設置されているピクニックテーブルやベンチで気軽に食事を楽しめそうでした。が、屋根がある食事処は2か所しかないと思いますので、天気が悪いと混みそうです。
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入口近くにあるMOAT RESTAURANTで食事をしましたが、温かい食事は正午~午後3時までしか提供されません。因みにローズガーデン横にあるGUTHRIE PAVILION RESTAURANTの温かい食事は正午~午後2時半までしか注文できません。モート・レストランでは午後3時を過ぎても売れ残ったサンドイッチは引き続き買えますので、午後3時以降甘くない食事がしたい場合は、入口近くのカフェテリアの方が良さそうです。
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私は2種類あったスープからリークとポテトのスープの選び、ケントのクリスプ(イギリスではポテトチップの事をクリスプと呼びます。ポテトチップはポテトフライ(アメリカでいうフレンチフライ)の事。)とアールグレイをカップで頼んで〆て£9。スープにはケントの名を冠したフッカフカの白パンが添えられていて、とても美味でした。
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売店は2か所にあります。ローズガーデン横のショップは入りませんでしたが、多分植物の苗や種、ガーデニング用品を買うならCOURTYARD SHOPの方が向いていそう。ガーデナーさん曰く、ヒーバー城の為に作って貰った薔薇の品種の苗なんかも売っているそうなので、車で訪れてガーデニングされたい方はチェックしてみると良さそうです。
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私が買い物したのは入口近く、モート・レストランの向かいにあるHEVER SHOP。ここはお土産物を販売していて、ヒーバー城の絵葉書やカード、マグネットやティータオル、マグカップにキーチェーンといった定番のお土産物に加え。Book of Hoursと呼ばれるアン・ブーリン直筆の署名が入った彼女が肌身離さず使っていた聖書(でしょうか?祈りの書と呼ばれていますが)の装丁を使った商品も各種並べられています。
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加えて地元ケントで作られたチョコレート、トフィー、ジャムなんかも売られていて、想像以上にお土産物を探すのに便利そうな売店でした。実際夫が次に日本出張に行く時のお土産を購入しちゃいました。時間が無くてよく見れなかったのですが、できれば自分が使う絵葉書なんかも購入したかったです。
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ロンドンとヒーバーを往復する電車は1時間に1本しか走っていません。逃したらもう1時間待たねばなりませんし、午後4時5分の電車を逃すと、購入してあるオフピークの安価なチケットが使えなくなってしまします。
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その為早めに駅に着くように、午後3時20分にはお城を後にしました。帰りは迷うことなく20分で無事駅に到着。
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ヒーバー駅は無人駅ですが、ロンドン行きの電車が発着する1番線には券売機が設置されており、電車の運行状況が表示されるインフォメーション電光掲示板があります。そこを確認すれば自分が乗る電車が遅延していないか、今何処の駅に居るが表示されています。発着する電車を知らせる大きな電光掲示板は別にあります。
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4両編成の短い電車なので、小さな待合室のある周辺から2-4両と書かれた看板の間(長いホームの片側だけ)で電車を待たないと、電車が来てから猛ダッシュすることになりますのでお気を付けください。
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ロンドンに帰る電車は空いているとは言っても、全ての列に人が1人は座っている感じでした。2人で並んで座りたいとなると、4人席を誰かとシェアすることになったでしょう。
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とは言え、たったの50分であっという間にロンドンブリッジ駅に到着しました。気軽に訪れることができるのに、見所満載の庭と歴史があるお城があって訪れる価値が十分あると感じました。他の季節に庭も見たいですし、お城の展示も鑑賞したいですし、予約制のアフタヌーンティー(チューダーヴィレッジのティールームで食べられるらしい)も奮発してみたいですし。
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イギリス人のご婦人が「クリスマスにはお城全体が綺麗にライトアップされて、各部屋に違う趣向を凝らした立派なクリスマスツリーが飾られて、そりゃー見応えがあるわよ。是非クリスマスにも再訪したら良いわよ!」と太鼓判を押していたので、見たくなっていますし。四季折々に足を運びたくなっています。

Hever Castle & Gardens
Hever Rd, Hever, Edenbridge TN8 7NG
詳細はお城のHPにてご確認ください。
posted by london-twosome at 22:36| Comment(0) | 日帰り旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする