2020年11月18日

本『支配者』

明日冷え込む予報の水曜日のロンドン。本日の予報は、曇り。午後は降水確率が10%以上あり、風も強くなるようなので、用心して出掛けたほうが良さそうです。最高気温は15℃。昨日は午後から急に寒くなりましたが、今日もそんな感じになりそうに思います。
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週末版の新聞を読んでいたら、カルチャークラブのボーイ・ジョージさんのインタビューが掲載されていました。ロイヤル・アルバート・ホールで11月にコンサートを開催する予定だった為のプロモーションの一環だったようです。

記事には載っていませんでしたが、調べたら12月に別のホールでのバーチャルコンサートに変更されたようです。その記事の中で、『カルチャークラブ』という名前は、アイルランド生まれのカソリックで一見すると女性に見えるボーカルに、白人で金髪のギタリスト、黒人のドラマー、ユダヤ人のベーシストというイギリスの様々な文化をかき集めたようなグループという意味だったと紹介されていて、なるほど~と納得。
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中学生の頃はなんとなく好きで、よく聴いていた音楽。今でも色褪せず、色々な意味で時代の最先端だったんだな〜としみじみとしました。
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さて、今回は2003年にイギリスで刊行された歴史推理小説『支配者』(Sovereign)の感想です。
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この本は以前ヨークの旅行記をブログに載せた際に、コメント欄にて推薦いただきました(ありがとうございました!)。その頃は修理だ学校だなんだでバッタバタで、なかなか読むことができずに今に至ってしまいました。

が、ずーっと気になっており、ロックダウンやらで時間に余裕ができたので、やっと読了できました。日本で刊行されたのは2012年8月ですが、こちらでは17年も前に出版された本なので流石に本屋には無く、取り寄せてもらいました。
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著者のC.Jサンソム氏は、スコットランドのエディンバラに生まれ、バーミンガム大学で歴史学の博士号まで取得。しかしその後エセックスにてソリシター(事務弁護士)を生業にし、恵まれない人々を弁護していたとのこと。

そんな経歴の影響か、本作の主人公は弁護士のマシュー・シャードレイク。本を手にして初めて知りましたが、シャードレイクを主人公にした歴史推理小説はシリーズ化されており、現在まで発行されているのは全7冊。
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この『支配者』は、シリーズ3冊目にして、日本で翻訳・発行されている中では最新刊です。イギリスでは2018年に発行された『Tombland』が現在のところ、シリーズ最新刊。

なんとも中途半端なところから読んでしまった訳ですが、シリーズを全部通さずとも楽しめるように、1冊で完結した内容だったので問題ありませんでした。小さめのサイズのペーパーバックで読んだのですが、それでも688ページもあるので、読むのが遅い私は凄く時間がかかるのではと危惧したものの。
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これが先が知りたくて集中して読むので、1週間かからずに読み終わり。あまりに面白かったのでシリーズ最初から読む気満々になってます。

本作の舞台は1541年にヘンリー8世が、反逆を企てたヨークシャー勢に対して権威を示し制圧するために行ったグレート・プログレス(ロイヤル・プログレス)と呼ばれる大遠征。その最北の滞在場所として選ばれたヨークに、弁護士の仕事…に加えて密命を帯びた主人公が到着するところから物語が始まります。
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ヨークで弁護士と罪人の護衛という2つの仕事を遂行する主人公シャードレイクですが、偶然死に際の職人さんを発見したことから事件に巻き込まれ始め。自身も命を狙われたりしつつ、真相を探っていく…というような内容です。

推理小説としては、細かく読んでも伏線や証拠で犯人が当てられる…というような感じの内容では無い気がするので、犯人を知ってから読み返すと膝を打つ…という楽しみ方はできないと思われます。そういう細かい伏線回収や、パズルを組み立てるように推理するのが好きな方だと、ちょっと好みと違うかも?
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でもハラハラ・ドキドキしつつ読めれば良し、という私には十分面白く。加えて主人公周辺の人物設定は全くもって架空ですが、大筋の歴史設定は事実に即しているので、楽しみながら歴史が学べるのが凄くためになりました(事実と違う設定は、巻末に列挙されているので、フィクションと事実を混同する恐れも無し)。

少し前に嵌っていたチューダー朝が舞台なのも、個人的にヒット。それもあって推薦くださったんですね。イギリスでもチューダー朝は人気が高い気がします。
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またヨークの街の描写が、非常に細かく、正確な気がします。文章を追っていると、頭の中に実際に歩いたヨークの町並みがぱーっと広がる事が多かったです。

そしてヨークの人々のロンドン嫌いが、チューダー朝の時代からの筋金入りの物であること。そればかりか、薩長のように歴史的にみてもロンドン(中央政府)を嫌う理由が山程あることを知り、なんだかとても納得もしました。
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因みにヨークを訪れて、(観光客相手に面白おかしく誇張してはいるのでしょうけれど)ロンドンを毛嫌いしている様に驚いたのですが、ロンドンに帰ってきてイギリス人の方々にその疑問をぶつけても、ピンとこない方が多い印象です。そうだという方も「ロンドンに全てが集中してるから、嫉妬してるんだよ」てなもんです。

でもブレグジットの攻防を見ていても、北部:特にヨーク勢の脱EUにかける情熱と影響力には眼を見張るものがある気がしましたし(ヨーク単体ではブレグジット反対票の方が多いとはいえ)。今週更迭されニュースを賑わせていた、ジョンソン首相の側近であるドミニク・カミングス氏(ダラム出身)が、ロックダウン中にダラムの実家に車で帰ったばかりか、近くの町を訪れたことが大問題になった時も、お咎めなし。
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そればかりか、地元の人々はカミングス氏を庇う世論が多かったようでしたし。地方を見向きもしないロンドンに、地方の声(特に北部の声)を届けてくれている…という支持を感じました。

ロンドンでは忌み嫌われていたにも関わらず、です。そういう現在まで連綿と続くライバル関係や敵愾心のルーツまでも感じ取れる、史実を上手に取り入れた小説でした。
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読む手が止まらない推理小説ですし、イギリス文化や政治力学、地政学、気候や風景が少し学べる本でした。推薦くださり、重ねてありがとうございました。

イギリスに興味がある方には、楽しみながらスイスイ読める、とってもお勧めの小説でした。英語も難解ではなく、読みやすいです。
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2020年10月21日

本『The Margot Affair』

しとしと雨の水曜日のロンドン。本日の予報は雨のち曇り。でも午後は晴れ間も覗くようで、意外と太陽が出ている時間も長いのかもしれません。とは言え、晴れても直ぐに雨がぱらついたりと安定しない天気が夜まで続くようなので、太陽が出ていても傘を携行したほうが安心そうです。最高気温は16℃。昨日から引き続き、少し寒さが和らいでいます。
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次から次へと問題が起きるように感じる現在の住居。セキュリティーもしっかりしていますし、一時期騒音に悩まされたものの概ね皆さん静かですし、近くに散歩道や公園が多くて心から感謝しているのですが。

それにしても、ロンドンでは当たり前のようではあっても、いくらなんでも不具合が多すぎじゃない?!とげんなり気味です。元々川が近いせいか下水の臭いが気になる物件ではあったのですが、最近はとみに酷く。
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朝シャワーを使ったら、換気扇だけでは不安なのでドアを全開にして、部屋の窓も開け、換気を万全にしてカビ対策をしているのですが(勿論、ワイバーで水気を拭ったり、雑巾で拭き取ったりした上でです)。ここのところは、バスルームのドアを開けておくと臭いが原因で気持ち悪くなってしまうので、仕方なくドアを閉めっぱなしにしていた位臭かったのです。

そうはいっても、いつも臭いといえば臭いし、外で下水の工事をしているのでそのせいかと思っていたのですが、階下の住人が苦情を申し立てたらしく。管理会社が技術者を送り込んで原因を探ったところ、どうも建物全体の配管に問題があるのでは?ということになったそうで、急にこの部屋にも検分に。
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「やっぱり水圧が低いね〜。多分この部屋では工事は不要だけど、一番上の階で工事して対応した上で、またこの部屋にも来て上手く機能してるか確認させてもらうことになるかな?」と去っていかれました。あー、またこの部屋で工事とかにならなくて良かった…と胸を撫で下ろしました。その上臭い問題も改善するなら言うことなしです。

今日はエアコン掃除が来る日で、いつ来るか全然わからないのでおちおち出掛けられません。せめて午前とか午後くらいは教えてくれても良いのにな…と、これもいつも思います。さっさと朝イチで来てくれますように。
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さて、今回はアメリカ市民権を取得したばかりのブルックリンで活躍する著者Sanae Lemoine氏のデビュー作『The Margot Affair』の感想です。
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この本は購聴しているポッドキャスト『The New Paris』内で、著者がインタビューに答えていた回を聞いて興味を持ちました。現在リンズィーさんの本を読んだ余韻で、パリに興味を持ち続けているので、「パリに瞬間移動したような気分を味わえる」という感想が多く寄せられているという話に惹かれたのです。

著者はブルックリン在住で大学生の時からニューヨークで暮らしており、最近アメリカ市民権を取得した旨をインスタグラムで表明されていました。但し、生まれはパリ郊外ですが、幼稚園の頃からオーストラリアで暮らし。
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オーストラリアで暮らしている間も、自分はフランス人であるというアイデンティティーをも続けていたそう。ご両親を説得しフランスに戻って高校生活を送られたようです。

彼女のお父様はフランス人でお母様は日本人(と彼女は仰ってますが、お母様はアルゼンチンで育ったスペイン語が母国語の方のようです。が、著者曰く「母は考え方や所作が典型的な日本人」なのだそう)。インタビュー内では「アメリカで大学を終え、市民権を得た現在では、自分の母国語は英語だと思っている」と仰っており、この本も英語で執筆/出版されたようです。
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イギリスでの出版日は2020年7月2日。300ページを越える本ですが、主人公が高校生の女の子で、彼女の目を通して語られるために文学調の小難しい文体ではないですし、惹き込まれる物語なので、読むのが遅い私でも1週間ちょっとで読了しました(page-turnerな本で、早起きしたりして夢中になって読みました)。

主人公のマルゴは有名な舞台俳優の母親と、リュクサンブール公園近くにある小さなアパルトマンに二人暮らし。父親は文化大臣で、奥さんと2人の息子さんと共に高級住宅街に住んでいます。
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マルゴの母であるアヌークと父親が付き合い出した時には既に彼には家庭があり、マルゴは認知されていないため、対外的には母親しかいないことになっているのですが。一緒には住めていませんし、数週間会えないこともあるものの、マルゴは定期的に訪れる父親に十分愛されていると感じていて、いつか一緒に住めるのでは?と何処かで期待を抱き続けています。

日陰の身に徹しているアヌークとマルゴですが、マルゴが大学進学に向けて将来を考え始め、偶然パーティーで心惹かれるジャーナリストと知り合ったことをきっかけに、物事が動きます。それに伴うマルゴの心の動きや成長、周りの大人の対応が細やかに書かれた小説でした。
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描かれている期間はマルゴの高校最後の年。妻子ある男性と不倫した結果の婚外子…なんて聞くと、女のおどろおどろしい所がこれでもかと出てきそうな印象を持たれそうですが。そして実際、大人のずるさや、思春期の女の子特有の計算高いいやらしさ、女性特有の立場の違いから生じる嫉妬・憎しみや羨望なんかが、過不足無く描かれていますが。

それでもマルゴが抑制が効いた賢い子な上に、どの登場人物も何処か憎めない魅力や多面性を持って描かれているので、重い内容の割には苦しくならずに物語にのめり込めました。心の機微に真実味が感じられるのは、著者のお父様が実際に他の家庭を作られ、それが発覚したことが原因で色々あった旨発言されていたので、自分の心と徹底的に向き合った事が反映されている所以なのかもしれません。
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そしてパリに実際にいるかのような描写というのも頷けました。パリの階級社会や、眠らない活気に満ちた感じや。ゴミゴミして臭気が漂う世俗的な町並みから静謐で整然とした高級住宅地。

モンマルトルの下町っぽい感じやサン=ジェルマン=デ=プレのちょっと尖ってお洒落そうな雰囲気。ソルボンヌ周辺の文化の香り漂う町や、頑張れば徒歩で移動できるまとまりがあるパリ中心部の地理感覚。
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緑豊かな美しい公園から、近所の若者がたむろっている大衆的な公園。死体が流され、野次馬が集まるセーヌ河から坂の多いごちゃっとした住宅街。

サンドイッチや茹でたパスタにチーズやソースを掛けるだけの貧しい食生活を送る主人公から毎日工夫しては美味しそうな食事を作る中産階級の食卓。朝早くから暗くなるまでみっちり勉強する高校生活の様子や、高校生でも夜遅くにメトロで移動してはパーティーに参加する、既に親からある程度信頼され個人として自由を認められている様子。
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そんなパリの町並みや匂い、生活の様子なんかが克明に頭の中のスクリーンに映るようでした。実際映像化されそうな作品だとも感じます。

ストーリーも描写も文体も、とっても好みの素敵な小説でした。パリの建物が古くて音が筒抜けであること/ご近所さんの監視の目がキツく世間体を常に気にしなければならない社会/主人公の女の子の世界がまだまだ狭く、閉鎖的なことから来る閉じられている世界観が相まって、全体的に静かで密やかな空気が流れているのが、好みと合致したのかも。
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秋の夜長に是非。
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2020年10月09日

本『Sex Matters』

1日中変わりやすい天気が続く予報の金曜日のロンドン。今日の雨は午後2時〜6時に間に降る可能性が高い事になっていますが、あんまりBBCの天気予報は当たらないですよね…。太陽もよく顔を出すようです。最高気温は14℃。昨日は予想よりも随分暖かく、午後は上着が不要でしたが、今日は少し冷え込みそうです。
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今年のインフルエンザ予防接種を受けたのですが、筋肉注射なので数日経った今でも腕が痛いです。注射を受けた翌日は、頭痛が酷いし、体を動かすのが辛いほどだるいしで参りました。熱は出なかったので、良かったのですが。

今年の予防接種は外れの年みたいですね?受けてもインフルエンザに罹ってしまう可能性が高いと言われているようで、Covid-19のこともありますし引き続き気をつけなければと気を引き締めています。
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予防接種が足りなくなっているというニュースが再三流れていたので、無事予防接種を受けられて良かったです。私達が登録しているGPからも「数を把握したいので、既に予防接種を受けた人やプライベートセクターで予防接種を受ける予定でGPでの注射が不要な方は必ず申し出てください」というメールが来ていました。

既にCovid-19感染で入院している方や死者が増えてきている今。これから本格的な冬に向けて、希望者が全員予防接種を受けられますように。
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さて、今回は本『Sex Matters: How Male-Centric Medicine Endangers Women’s Health—and What We Can Do About It』の感想です。
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この本は『The Times』紙の週末のブックレビューを読んで興味を持ちました。アメリカで救急医療に携わっている女医さんが書き下ろしたノンフィクションです。

内容を一言でいうと、男性(もっというと白人男性)をモデルに作られた現在の医療システムに警鐘を鳴らし、女性を啓蒙することによって現状を変えていこうと呼びかけている本です。アメリカの現状について書かれているのですが、他の国でも似たりよったりの状況であると想像できるので、他国に住んでいても全く役に立たないという内容ではないと思います。
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私は長い間、原因不明の体調不良に悩まされています。その為WEBで色々調べることが多いですし、推薦された本は取り寄せてでも読んだりもしています。

そんな中で強く感じたのが、原因不明の体調不良で悩む人に占める女性の割合が圧倒的に高いということ。そして人種や国に関わらず原因不明の体調不良に悩む人は多く存在するにも関わらず、皆さん「気のせい」とか「少し休めば良くなる」等と言われて対応してもらえていないこと。
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この本は女性の方が誤診された確率や心臓発作や心筋梗塞等が原因で死に至った割合が高いこと、女性の方が薬が効かない事が多い現状を確認。その上で、原因の一端が全ての医療システムが男性を中心に設計・施工されているためだと断じています。

では男性中心の医療システムとはどういう意味か?ということも細かく説明されています。それによると医療現場で使われていて、世間一般でも流布されている病気の前兆はほぼ男性に見られる症状なのだそう。
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例えば心臓発作の前兆として『胸の痛み』がよく挙げられますが、これは男性を中心に見られる症状で、女性の場合は痛みまで感じない場合が多いとのこと。女性は「なんだか胸がいつもと違うんです」、「なんとなく違和感があるんです」というような症状の場合が多いのだとか。

そうすると男性の前兆を前提に診察をしている医師は、カルテを見直して、既往歴に『不安障害』なんて書かれていようものなら「気分的なものでしょう。ストレスを貯めないように生活してくださいね」ということになってしまう、と。
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そんな風に全ての医学部での教育や診断が男性中心に設定されているので、女性の病気は見逃されやすい傾向があることを指摘。また女性の方が遺伝子/身体的に痛みを感じやすい事が研究で証明されているそうで、それが原因で医師が「女性は少しの痛みを大げさに表現する」という偏見を持ちがちであることも問題視されていました。

加えて女体と男体の違いは生殖器官の有無のみだけであるかのように医学部でも現場でも扱われているけれど、現実は勿論そんな事は無く。その歪が女性の誤診や薬が効かないというような結果を招いていることも指摘。
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そもそも薬を開発する過程で、女性は余り考慮されていない事が大きな問題だと感じました。治験に参加した女性が影響を受けて流産や障害を抱える子供が生まれた過去があり、女性を保護する法律が成立。

結果として、治験に女性を参加させると余計なお金と手間、時間がかかる上にリスクが上がる事から、薬の安全性を確かめる段階で女性に試す数が圧倒的に少ないのだそうです(それはマイノリティーにも言えるとのこと)。その為、女性が薬を飲むと副作用に悩まされたり、指示された分量の薬を摂っても効かなかったりするケースが男性に比べて圧倒的に多いとか。
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著者は、全ての女性に「自分を教育して、医者と対等に意見を交わし、少しずつ医者と医療機関を変えていくこと」を呼びかけています。自分の症状を大げさだと言われたく無いために、控えめに言わないこと。

気のせいや不安感のせいと片付けられた時、簡単に引き下がらないこと。処方された薬がしっかり女性にも試験された物で、男性と同じ分量で効くのかを都度しっかり確かめること。
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診断を受けた時、男女でどのような症状や対処の違いがあるのか都度確認を取ること。その他にもデータや例を挙げながら細かく注意点が挙げられています。

1人でも多くの人が知識を身につけてお医者様と対する事で、他の人を救うことになる事が感じられる本でした。少しでも多くの人に読んで、口コミで広げて欲しい本です。
posted by london-twosome at 13:57| Comment(0) | 本/雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする