2020年01月20日

ストラトフォード-アポン-エイボンの散歩道

今日も太陽が拝めそうな月曜日のロンドン。本日の予報は晴れ時々曇り。ただ日中降水確率が少しあるので、もしかしたらにわか雨が降るかもしれません。最高気温は7℃。夜は氷点下まで冷え込む寒い1日になりそうですので、温かくしてお出掛けください。

中国で確認されている新型ウイルスが、中国が春節に入り世界中に旅行する人と共に広がってしまうのではないかという懸念がニュースで取り上げられています。ウイルスって潜伏期間があるのが怖いですよね…。抑え込めると良いのですが。

今朝もニュースでサセックス公爵ヘンリー王子夫妻の進退が取り上げられています。毎週末流されるBBCの自己批判番組で「ゴシップ紙じゃないんだから、サセックス公爵のニュースを来る日も来る日も流す必要があったのか?」という批判が多く寄せられたことが明かされ、BBC幹部との公開討論が放送されていましたが。やっぱり今週も多くの時間が割かれるのでしょうか。
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さて、今回はストラトフォード-アポン-エイボンの町からエイボン川沿いに楽しんだ散歩道のご紹介です。
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毎年新しい何かに挑戦する事を目標にして海外に暮らし始めて10年以上。今年の新しい挑戦は『ハイキング』と決めています。
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日本に暮らしていた時には山岳会に所属して、ハイキングや登山のみならず、沢登りやロッククライミングなんかにも挑戦していたのでハイキング自体は新たな挑戦という訳ではないのですが。イギリスを知るには地方を巡り歩くのが一番手っ取り早い気がしていて、地方を見て回るのであれば折角フットパスが隅々まで整備されている国なのだからハイキングもしてみようというだけのことです。
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そんな流れで何気なくストラトフォード-アポン-エイボンのハイキングコースを検索してみると、ロイヤル・シェイクスピア劇場前からエイボン川沿いにくるりと巡る6.1Km の手頃なコースを発見。平坦な道で特別装備も必要ではないようなので、歩いてみました。
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コースの途中までは、前日にウォーキングツアーで歩いたトリニティー教会への道。そこから先は暫く川沿いの整備された道だったのですが。
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歩道橋を潜っていざフットパスに入ろうとすると、凄いぬかるみ。ハイキングシューズを履いていない私達では到底足を踏み入れることができないようなグッチャグチャの野原の中の道だったので、早々に断念しました。
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昨年はクリスマス前後にイギリス各地で大雨が降り、多くの土地が水没したので格別ぬかるんでいたのだとは思いますが。クラスメイトがお勧めのハイキングコースを尋ねてくれたハイカーの方も「イギリスでは道がぬかるんでいることが多いから、ハイキングシューズが必須です」と書いていたことを思い出しました。
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町に近い短い道だから…と舐めてかかってスニーカーしか持参しなかったことを後悔しても始まらず。でも諦めて引き返すのも癪だったので、右側に続く整備された土の道を暫く歩いてみました。
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すると、その道は地元の人達が多く散歩を楽しむ気持ちの良い散歩道で。歩いていくと競馬場が現れ、小川やイギリスらしい畑が見えたりと、それはそれで非常に楽しめました。
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途中、地元の方に対岸に渡る道や橋が近くにあるか質問するものの、隣町まで無いとの回答。冬で午後4時には暗くなってしまうため、日がある内に引き返すために泣く泣く途中で折り返し。
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歩道橋を渡って、エイボン川の対岸を歩いて帰りました。帰り道は美しい夕焼け。
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ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー近くに戻り休憩した後には、地平近くに明るさが残るだけになり、それはそれで美しい風景でした。
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ニュースで目にする、つばの広い帽子とドレスや麻のパリッとしたスーツで着飾った男女が、カクテルを飲みながら観覧している姿が浮かぶような競馬場でした。

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昔はトロリーが走っていた場所だと思われ、橋には線路が残っていました。

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その歴史を残すためか、道の途中には車両を利用したレンタサイクル屋さんが。傍には児童公園もあって、明るい内は子供たちが元気に遊んでいました。

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クリスマスの後には、お父さんもお母さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、子供も犬も。親戚同士で集まったり、仲良い友達同士誘い合ったりして、皆で歩きながらお喋りして、クリスマスで食べすぎ飲みすぎて増えたカロリーを燃焼してるんだな〜としみじみ感じられる光景でした。

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エイボン川を渡る歩道橋からの風景。

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帰りは対岸を歩いたので、トリニティー教会の全景がよく見えました。

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黄昏時の美しい空。

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2020年01月19日

ストラトフォード-アポン-エイボンのウォーキングツアー

久し振りに氷点下まで冷え込んでいた日曜日のロンドン。本日の予報は晴れ。最高気温は8℃と昨日と大体同じような気候になりそうです。風邪を引いてなければ絶対散歩かハイキングに出掛けるのにな〜と残念です。

クラスメイトが情報を交換する為にコミュニケーションツール(WhatsApp)のグループを作っているのですが、皆さん凄くこまめに連絡し合うので感心しています。私は男脳っぽくて細かい連絡が苦手。ラインをやっていたら既読スルーを連発するタイプ。読んで自分には当てはまらないとか関係ないと思うと返事もしません。でもお子さんがいらっしゃる女性が多いせいか、皆さんこまめに返信するんですよねぇ。雑談も苦手ですし、いつも何かやっていたい、目的が無い事が苦手な自分の脳を何とかした方が良いのかも…と思う今日この頃です。

そう、上記のグループに入るためにWhatsAppを再インストールしたんです。スパイウェアであることが明確になっているアプリケーションを再インストールするのは気が進まないな〜とは思ったのですが、別に各国当局に盗聴&録音されるような会話もしませんし。ま、いっかと割り切りました。
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さて、今回はストラトフォード-アポン-エイボンで参加したウォーキングツアー『The Stratford Town Walk』です。
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新たな町に足を運んだらなるべくウォーキングツアーに乗っています。歴史を読んでも頭に入らないことが多いのに対し、人の口でゆっくり説明してもらうと何故かすっと頭に入ってくる気がするからです。

しかもウォーキングツアーのガイドさんは町に精通していることが多いため、お勧めの食事処やカフェを聞けたり、説明を受けなければ通り過ぎてしまうような事も沢山存在します。折角旅をするのであれば、風景を見て美味しかった、綺麗だったという以上の印象を持ちたいという事もあります。
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ストラトフォード-アポン-エイボンを訪れた際にもウォーキングツアーを検索すると、なんとクリスマス当日にも催行しているツアーが存在しました。土曜日は午前11時と午後2時の2回、それ以外の日曜日〜金曜日は午前11時からツアーが始まります。

このツアーに参加するためには事前予約は不要で、待ち合わせのロイヤル・シェイクスピア・カンパニー前にあるスワン噴水の前に集合するだけ。費用は£6/大人で、現金支払いになので(カード不可)用意をお忘れなく。
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ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーを出発して、シェイクスピアのお墓があるホーリー・トリニティー教会までエイボン川沿いを歩き、2時間後にシェイクスピアの生家前でツアーが終了します。
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町の歴史とロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの劇場の歴史の説明の後、通りを隔てて向かい側にある舞台装置を制作している建物の紹介がされました。細長いドアから大きな装置を出し、劇場に搬入するそうです。

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女優のヴィヴィアン・リー氏が1955年にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの舞台に立った際、稽古の合間にエイボン川の辺に佇んで景色を眺めるのが日課だったのだとか。彼女の没後、娘さんが彼女が愛した風景をいつでも見れるようにと植樹。成長した木の根本には石碑が置かれています。『Dirty Duck』というパブの前辺りです。

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The Other Place』。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの2つの劇場を改装工事した際に、代替劇場として造られた小さな劇場。現在は各種イベントに使われたり、舞台衣装が展示されていたり、カフェで寛いだりできるようです。

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ホーリー・トリニティー教会(Holy Trinity Church)。お坊っちゃんで実業家としても成功していたお金持ちのシェイクスピア。没した後も、この教会の屋内に彼の墓石が備えられました。希望者がいればお墓も見れますが、私達を含め誰もお金を払って(確か£4/人)墓石を見に行く人は居ませんでした。

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ただシェイクスピアのお墓をスキャンして中を確認した研究チームによると、お墓の中にはシェイクスピアの頭蓋骨が無いとの事(墓石には「我が骨を動かす者に呪いあれ」という恐ろしい文言が刻まれている為、研究チームも開けることはできませんでした)。それであれば少し離れた場所にある教会の棚に置かれているという言い伝えが本物なのでは?と当該頭蓋骨を解析するも、70代女性の物だと判明(この頭蓋骨はシェイクスピアの隣に埋葬されていた奥さんの物ではないか?と仮説が立てられているそうです)。

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世界中(ヨーロッパ?)の都市との繋がりを大切にするシンボルとして、市長が各都市のランプポストを貰ってエイボン川沿いを中心に設置してあるそうです。これは確かパルセロナのランプ。

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昔は町境にあったので、外部から侵入するかもしれない敵に向かって小さな砲台が設置されていたとのこと。確か士官学校だったと仰っていたような…。

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1924年まで活躍した女流作家Marie Corelli氏の家。彼女は人気作家でエキセントリックな生活スタイルでも有名だったとのこと。彼女が存命中はエイボン川までボートを他人に見られること無く運べるようトンネルが掘ってあったそうです。

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ギルドホール(Guildhall)。1420年に建造。

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2階はシェイクスピアが実際に通ったとされる学校。

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隣に建つギルドチャペル。

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ギルドチャペルの通りを挟んで向かい側にある空間。ここにはニュープレイスと呼ばれたシェイクスピアが建てた豪華な家が存在したそうです。ただ新しい所有者が後を切らずに訪れる野次馬に腹を立て取り壊してしまったのだそう。その為ニュープレイスを壊した一家の名字を持つ者はこの地では選挙に立候補できないと言われるほど、現在でも忌み嫌われているのだとか。

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シェイクスピアホテルも16世紀に建てられた歴史的建造物第2級の建物。

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ハイストリートにあるひときわ古そうな2件の建物。右側は『ハーバードハウス』(Harvard House)。1596年に建てられたこの家は、ハーバード大学を設立したジョン・ハーバードを排出した一家が住んでいた事から命名され。現在はハーバード大学に寄贈されているため、通常は星条旗が掲げられているそうです。感謝祭(サンクスギビング)にのみ一般公開されるとの事。

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左側は歴史あるパブで、現在も営業中。雰囲気を味わうならこんなパブで一杯やるのも良さそうです。

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ブリッジストリートはその名の通り、町と川向うの町を結ぶ街道だったことから一昔前まではパブが立ち並んでいたそうです。現在はチェーン店が並ぶ通り。

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ハーフティンバーの建物が並びチューダー様式の歴史ある景観が売りの町ですが、全てが本当に古いわけではないそう。例えばこの2軒。右側は新しく建てられた昔風の建物との事。

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ツアーはシェイクスピア(Shakespeare's Birthplace)の生家で終了。左の部屋がシェイクスピアが生まれた部屋とされています。

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他にも色々と紹介されたのですが、長くなりすぎるのでこの辺で。とても有意義で楽しいツアーでした。
posted by london-twosome at 01:30| Comment(0) | UK旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月18日

マンサクが咲いたキューガーデン

冷え込んでいる土曜日のロンドン。本日の予報は晴れで美しい朝焼けです。夕方からは雲が出るようですが、それ以前は晴れるみたいです。最高気温は8℃。明日も晴れですし、体調さえ良ければ色々やりたいことがあるのになぁと残念です。

あんなに山火事で苦しんでいた(いる?)オーストラリアのサウスウェールズ地方に今度は大雨が降り、洪水が起きていることがニュースになっていました。フィリピン出身でオーストラリア人の友人は2つの故郷が噴火と山火事の被害で苦しんでいることに心を痛めています。中国の武漢で流行している新型ウイルスも、実際は当局が発表している数を遥かに上回る数の感染者が居る筈であると科学者が警鐘を鳴らしていることもニュースとして取り上げられています。安全が確認されるまでは、疑わしい地域への移動は避けるなど注意が必要そうです。
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さて、今回は2020年1月第3週の王立植物園『キューガーデン』(Kew Gardens)の風景をお届けします。
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先日キューガーデンが「マンサクが咲きました」(厳密に言えばHamamelis:Witch hazelはマンサク:Hamamelis japonicaとは同じではないようですが)というポストを上げました。マンサクはハイラインで冬にいち早く咲く花だったので、なんとなく気になる存在になっており。
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リージェンツ・パークにもスノードロップ(Galanthus)が咲いていたので、ついでに早春の訪れを感じられるスノードロップも見たいとキューガーデンに散歩に出掛けました。
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先ずはお目当てのマンサクが咲く地中風海庭園(Mediterranean Garden)に。

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Hamamelis × intermedia('Jelena'でしょうか?)。ハイラインにも咲いていたので懐かしい気持ちに。

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Hamamelis × intermedia'Orange Peel'。

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Hamamelis × intermedia'Rubin'。この赤みが強いマンサクもハイラインに咲いていた種類です。懐かしい…。

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マンサクは北アメリカでは炎症を抑える薬として使われていた説明書き。

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他にもギンバイカ(Myrtus communis)の藍色の実がなっていたり…

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白やピンク、ワインレッドのヘレボルス(Hellebore:Helleborus)が咲いていたり。地中海風庭園って冬にも綺麗なんですね。

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春になると見事な桜とチューリップで彩られる並木も現在は硬い蕾。

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お次はもう一つのお目当てであるスノードロップ。多分、春ブルーベルが咲く林に咲いているだろうと当たりを付けて向かうと…

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やっぱり群生してました。

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ハイラインでも雪の中で咲いていた花ではありますが、それにしても早いように思います。

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今年はロンドンにおいても暖冬だったようなので、そのせいで開花が早まったのでしょうか?

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昆虫が好む野原として保護している意味もある旨が説明されています。

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楚々とした花が彼方此方で見られます。

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それまで降っていた雨がさっと上がって光が差すと、林床が輝いてはっとするような美しさでした。

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ビクトリアゲート前の花壇にはスノードロップと共にキバナセツブンソウ(Eranthis hyemalis)が咲いていました。

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Eranthis hyemalisも冬の終わりが近いことを告げる花という印象が強いです。ハイラインと共にセントラルパークでも楽しみでした。

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posted by london-twosome at 01:33| Comment(0) | ガーデン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする